冬季昇級審査会 | 第27回昇級審査会・第6回昇段審査会11月23日 |
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今年も見届けたい。『黒帯誕生の瞬間』を―
日々寒さが厳しくなる最中、『第27回冬季昇級審査会』が11月23日に開催されました。
今回の『第27回冬季昇級審査会』は『第6回昇段審査会』も同時に行うこととなり、『昇段審査受審資格査定テスト』と共に3部門同時開催のボリュームのある行事となりました。
昇段審査には今回空手歴が8年から10年という言わば『ベテラン』の道場生6名が受審することとなり、各道場において注目されるものとなりました。
彼らの年代で10年もの長い期間を厳しい武道の稽古を継続して行うことは大変なことであり、その精神的な強さは賞賛に値します。
またそれだけの期間を道場で過ごしている彼らは何らかの形で後輩を指導する立場にあり、尊敬され信頼をも得ております。
よって今回の『第6回昇段審査会』は各道場の仲間の応援が熱いものとなり、昇段審査に挑戦する彼らの気持ちを高め、より一層気迫を感じさせるものにさせました。
そして前回の『夏季昇級審査会』において連続組手のみ審査を行った『一般部黒帯』更新審査の型審査が行われ、神永初段(笹塚道場所属)が受審しました。
審査される型の数はなんと15種類もあり、空手歴20年から30年以上にも及ぶ先生方によって細部にわたって「一般部黒帯としてふさわしい技量を携えているのか」を厳しく審査されました。
『昇級審査会』と『昇段審査受審資格査定テスト』はともに組手審査が白熱した内容となり各道場の『応援合戦』も熱いものとなりました。
特に1対1で行う組手試合は多くの方々が注目し、見守る中で行われます。
それは子供ながらにも強いプレッシャーを背負いながらの『戦い』であり、大きな『試練』でもありますが、それを経験すると驚くほどの成長を見せてくれることが度々あります。
またその大きな『試練』にたった一人で対峙した際の仲間の応援は「ボクはひとりではないんだ…」と心に残る経験となるのではないかと思います。
長時間にわたって『熱闘』が繰り広げられた今回の『第27回冬季昇級審査会』。
当日の道場生の奮闘ぶりをご覧下さい。
青武学舎ならではの『指導力審査』。初対面の子に『技と心』を伝える。
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細かく・思いやりながら指導しました。 | 「強くなるんだよ」 かつての自分が見えたかな? |
基本技審査は昇段・昇級審査合同で!初級・上級者の勇姿をご覧下さい! |
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昇段審査受審者は一人一人皆が見守る中の挑戦!ファイト!
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先生・先輩方の厳しい目が光る中?最後まで頑張りました! |
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初めての審査会。皆緊張しながらも気合いで乗り切る!
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黒帯挑戦にする者とその後に続く者、そして初めての一般部黒帯更新審査・・・それぞれの挑戦をご覧下さい!
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そして最後は昇段審査挑戦者が残り、さらに難易度の高い型の審査を受ける・・・
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青武学舎初の一般部黒帯への更新審査に神永初段(笹塚道場)が挑戦! 長時間に及んだ過酷な審査に勇敢に立ち向かいました! |
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規定の人数を戦い抜くことが昇級の条件!自分に負けるな! |
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3カ月ぶりの道場交流戦!仲間たちが見守る中、『熱戦』が続きました。 |
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上級者の激しい打ち合い! | 仲間のためにも、負けられない ・・・ |
後ろ回し蹴りが炸裂!
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捌いて逆転を狙う… |
『 ガツッ』鈍い音が一瞬に響く… |
気を抜くことの出来ない『真剣勝負』で心を学ぶ― |
『強さ』で黒帯のあるべき姿を『直接』伝える。 | 『技一つ』で茶帯との『違い』を見せる! |
最後は昇段を賭けた者同士の熱戦! |
再延長戦まで勇敢に戦った両者を皆拍手で称える… |
今回も審査終了後、迅速に採点をし即日合格発表となりました。
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野村初段 (高等部) (当麻道場所属 空手歴7年11ヶ月) *表彰制度 表彰者 (学級委員長) |
天童初段 (高等部) (下九沢道場所属 空手歴9年4ヶ月) *表彰制度 表彰者 (部活動部長) |
佐藤初段 (高等部) (陽光台道場所属 空手歴9年7ヶ月) | 神永初段 (一般部*更新) (渋谷道場所属 空手歴11年5ヶ月) *表彰制度 表彰者 (部活動部長) |
厳しい昇段審査に一日立ち会い、目前に昇段した先輩を見つめる仲間たち。「いつかはボクも…」 |
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来年の春季審査会からまた『黒帯への道』が始まります!皆さらに成長して春に再会だ!
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夏季昇級審査会 | 第26回昇級審査会・8月11日 |
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今年から『山の日』として祝日となった8月11日、厳しい暑さの中、『夏季昇級審査会』が開催されました。 例年より一カ月程遅い時期の開催となった為、中学生の部活動の大会などの体育行事も一段落し、各道場において比較的充実した稽古期間を経てこの日を迎えることが出来ました。
今回の昇級審査会の特色としましては、前回の『春季昇級審査会』においてのオレンジ帯道場生の保留・再受審者が多く、今回初めて受審する道場生と合わせてこの帯の挑戦者の人数が多数を占めました。
前回の審査会での悔しさを胸に…今回の審査会では型審査の直前まで課題型の稽古を行う者、組手審査では意を決して立ち向かって行く者など保留者道場生の『諦めない気持ち』を目にすることが出来ました。
青武学舎においての昇級審査は『受審すれば必ず合格する』といった趣旨のものではありません。
少年・少女を育成するにあたり、失敗・敗北などの出来事に自分の心と向き合い、考えることを当道場では重要視しております。
負けるには自分自身に負けるなりの『何らかの要因』があると思われ、まだある程度の失敗が許される『子供という立場』の時分に少し苦い経験から避けるのではなく、(周囲が温かく見守った上で)多少悩み・落ち込みながらも再起することが大切だと考えております。
『当てる空手』によって厳しく叩き上げ、鍛えられながらにも直接身体で感じる『等身大』の自己の強さや弱さ。
『等身大』の自分自身が引き起こした結果・現実を目前に胸に去来する様々な思い―
親・兄弟、仲の良い友人でも立ち入り手を差し伸べることの出来ない、(失敗・敗北などの出来事から感じる)『心の領域』で一人思い・学んだ経験を「もう繰り返さない」と(時には小論文で書き表し・残しながらも)反省し、胸に留めて自分自身の心を自分の力で立て直すことが、心を『骨太に』強くすることに繋がるのではないかと思います。
その様な思考に到達するきっかけとなれば、(青少年を強く正しく育成する道場においては)『不合格』という『子供という立場』における小さな経験もマイナスに考えるのではなく前向きにとらえて頂けるのではないかと思います。
(実際に黒帯まで育った道場生の中では『不合格』の経験者も多く、保護者の方々からも有り難いことに後年に感謝の言葉を頂くこともあります。)
結果、今回オレンジ帯再受審者も見事に全員リベンジを果たし、青帯へと昇級することとなりました。
上級者においては今回初の黒帯の更新審査が行われました。
青武学舎において、黒帯(初段)道場生は黒帯取得後、ある年齢・キャリアを積み重ねた上で『青少年の黒帯』から『一般部』の黒帯に更新する機会が与えられます。
小・中学生の時期に黒帯を収得し昇段するというのは、その『技量の高さ』の内容を考えると、(『子供という立場』でそれを達成したことから考えると)その『努力の度合い』は充分に賞賛に値することだと思います。
しかしながら幼さが残っていて当然な時期でもあるこの年代の少年・少女たちに『技量の高さ』・『努力の度合い』と同等の黒帯としての『自己の確立』や『社会的責任感』を求めて期待するのは厳しいのではないかと思います。
よって青武学舎では黒帯収得後、稽古を通じて彼らの成長を見守りながら空手という武術を体得した者としての『社会的責任感』を伝えながらも彼ら自身の『自己の確立』を見守る時期として一般部更新までの期間を重要なものと考えております。
今回は神永初段(笹塚道場所属)が組手のみ、更新審査に挑戦しました。
各道場のベストメンバーに近い1級上級者が連続組手の相手として集結しましたが、最後まで健闘しました。
また今回の『昇段審査受審資格査定テスト』の内容を考慮し審議した結果、次回冬季昇級審査会とともに開催される予定の『第6回昇段審査会』受審者の最終的な選考が行われ、最終的にS(下九沢道場),T(下九沢道場),N(当麻道場),M(笹塚道場)各1級に今回欠場のY1級(下九沢道場)を加えた5名が昇段審査を受審することが決定しました。
この中から今年度も、『誠の道を志す空手道場』から黒帯を輩出することが出来るのか? 彼らの健闘を見守って頂ければと思います。
受付で黒帯先輩に番号を頂く!「頑張って!」 |
筆記テストの時を待ち『正座』 |
先輩から筆記テストを両手で頂く「オス!」 |
「う~ん…」悩みながらも記入。 |
筆記テスト後少し長めの『黙想』。勝負の時を静かに待つ。 |
大きく掛け声を上げながら元気にスタート!気合いの入った表情に注目です!
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拳立て伏せはしっかり落として・・・ |
最近の子は柔軟は苦手? |
緊張しながらも…それぞれの帯の奮闘ぶりをご覧下さい! |
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気合いの入った初出場の白帯道場生!負けるな! |
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気合い入ってマス! |
初めて会う空手家同士なので緊張気味? |
高学年の子には『黒帯』先輩が相手します! |
上手く出来たかな? |
ハードな基礎体力審査の後の表情。良く頑張りました! |
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青武学舎初の一般部更新審査に挑戦の神永初段。4年ぶりの審査です! |
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黙想する横顔の先にズラリと並ぶ組手相手… |
さすが一般部?技術体力ともに充実ぶりを発揮! |
負けなしで見事に完遂!会場が拍手に包まれました! |
他道場のライバルが健闘を労う。「お疲れさま!」 |
ハードな連続組手の審査!最後まで諦めるな! |
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不動立ちで先生方の話を聞く。会の最後までが審査です! |
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今回は今年の黒帯挑戦者の最終選考!気合いが入ってます! |
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型『臥竜』 |
型のテストはお手本として黒帯も参加。やはりキマってます! |
5カ月ぶりの『道場対抗戦』!今まで積み重ねてきた稽古を信じて― |
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上段回し蹴り!「技有り!」 |
「勝った!」 「!・・・」 |
審査員の先生からお褒めの言葉を頂いたこの試合。 |
再延長戦まで縺れ込んだ激闘でした! |
岡本先生のお話は技術的面と精神的面からの総評と今後の対策について。真剣に聞く。 |
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力強く合格宣言! |
「頑張ります!!」 |
次回は僕も・・・ |
いつか、必ず・・・ |
白・色帯が帰った静かな会場で粛々と行われた激闘。審査会とは自分自身と向き合い『確認』をする場― |
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春季昇級審査会 | 第25回昇級審査会・4月29日 |
新学年の生活が落ち着き始めた頃』ゴールデンウィーク前半の4月29日、2016年最初の審査会である『春季昇級審査会』が行われました。
今年度は3月に小学校を卒業し、中学1年生として『新生活』が始まった道場生の参加が多く、どことなくまだ慣れない中学校生活によるものか?彼らが醸し出す緊張感が漂う中での開催となりました。
(久しぶりに顔を合わせたそれぞれ所属道場が違う新中学生の道場生同士で中学校生活について語り合う姿が微笑ましかったです。)
また前回から期間が空いていたことも影響し、幼年・小学生・高校生の参加者を合わせると100名を超える多人数となり大盛況となりました。
型の昇級審査は全ての帯が厳しい採点制で行われました。
今回は『再審査を行わない』ことを前提に熱心な希望者には受審できるような形式としました。
しかしながら型審査においては、若干稽古不足であったように感じられました。
結果、やはり甘くはなく残念ながら多くの保留者が出てしまいました。
自ら勇んで受審を希望してもそれに伴い努力をするかどうかということが最も大切であり、それが出来なければ良い結果は出ないことを身を持って学んでくれたと思います。
『ここからが勝負』― 今後の彼らの奮起に期待したいと思います。
そして今回最も審査会の厳しさを知って参加したのは昨年の『冬季昇級審査会』における『第5回昇段審査会』で、合格者を横目で見ながら昇段が保留となった昇段再審査挑戦の3名と言えるでしょう。
高校受験・部活動…様々な事情があったと思われますが、昇段が保留となった現実を受け止めて5カ月間悔しい思いをしながら稽古してきたこの3名の道場生。
『思いを胸に』― 彼らの勇気ある再挑戦をご覧頂ければと思います。
また今回は初めて女子による黒帯演武を行い長嶋初段(陽光台道場所属)と木村初段(渋谷道場所属)がこの日の為に磨いてきた技を披露してくれました。
違う道場所属の同期生として黒帯を締めるまで幾度と組手試合で対戦してきた両初段。
今回は初の演武での共演でしかもリハーサルは当日の数分のみという状況の中で見事に演武を成功させました。
その他、『横一線の戦い』の『昇段審査受審資格査定テスト』や『道場対抗戦』の組手試合などボリュームのある行事となった今回の『春季昇級審査会』。
道場生の奮闘ぶりをご覧頂ければと思います。
ますはドキドキしながら?受付をします! | 開会式の様子。いよいよ始まります! |
筆記テスト前に『黙想』 | 苦手な子が多い、筆記テスト。「う~ん…」 |
元気に「気合い入れてー!」 | 「オス!セイャッ!」 |
高学年の子も。 | そして幼年の子も! |
男子は蹴り技は苦手? | 女子は軽快に蹴り上げます! |
皆で元気に拳立て伏せ。 | 柔軟性のテストに挑戦! |
オレンジ帯型審査『太極Ⅰ・Ⅱ』 | 上手く出来たかな? |
初めての審査で少し緊張気味? | 元気良く気合い!「セイ!」 |
最前列には昇段再審査挑戦者が並ぶ。待ったなし! |
ハードな内容ですが真剣に立ち向かう! | 昨年悔しい思いをした黒帯挑戦者たちは何を思うか? |
『当てる空手』ならではの迫力を感じさせます。ファイト! |
中段回し蹴りが炸裂! | 上段回し蹴りが襲いかかる! |
仲間の応援を受けて― いざ『開戦』 |
中段突きで攻め立てる! | 後ろ回し蹴りが炸裂! |
「負けてたまるか!」 | 熱くも冷静に… |
上段回し蹴りの攻防 | 蹴るのも守るのも必死です! |
仲間の戦いに熱い視線を浴びせる。 | 静かに見守る。頑張れ!一人じゃないぞ… |
最後は心を込めて…『礼』 「有難うございました!」 |
女子有段者特別演武 ●長嶋初段( 陽光台道場所属) ●木村初段(渋谷笹塚道場所属) 型『撃塞小』からの杉板・瓦試割り (違う道場に所属しながらも)試合で対しながらお互いを磨いてきた両初段。演武初共演! |
木村初段の鋭い踵落しが杉板に命中! | 長嶋初段はスピードの乗った後ろ回し蹴り! |
最後は同時に瓦を真っ二つ!後日多くの後輩クンたちから「カッコ良かった!」との感想がありました! |
白帯基礎体力審査 初めての審査会での『試練』!負けるな! |
思わず?「キツイ・・・」 | 最後までやり抜くこ大切!「負けるな!」 |
有段者・1級上級者連続組手 今回初の試みの上級者連続組手!まさに『生き残り』をかけた横一線の戦い! |
時には上級者らしく華麗な跳び技も! | スピードの乗った蹴りが炸裂! |
気持ちと気持ちが交差します! | 上級者の激しい『蹴撃戦』です! |
今回再審査挑戦の黒帯の表情。『完全燃焼』の様子? |
閉会式 長い長い『戦いの日』を終えて何を思うか・・・ |
表情は様々・・・ | しかしどの顔も爽やかな感じがします。 |
先生からの総評を真剣に聞く道場生。 | 今回初の試みで上級者組手の優秀者が発表されました! |
鈴村初段 (橋本道場所属 空手歴8年0ヶ月) *表彰制度 表彰者 (生徒会副会長) | 村上初段 (橋本道場所属 空手歴8年0ヶ月) *表彰制度 表彰者 (学級委員長) | 山田初段 (下九沢道場所属 空手歴8年9ヶ月) *表彰制度 表彰者 (学級委員長) |
先生から直接帯が授与される! | 「諦めなかった・・・」 本当に・・・おめでとう! |
新しく黒帯も誕生し・・・次回『真夏の決戦』夏季昇級審査会へGO! |
冬季昇級審査会 | 第24回昇級審査会・第5回昇段審査会11月23日 |
日々寒さが厳しくなる最中、『第24回冬季昇級審査会』が11月23日に開催されました。
今回の『第24回冬季昇級審査会』は『第5回昇段審査会』も同時に行うこととなり、『昇段審査受審資格査定テスト』と共に3部門同時開催のボリュームのある行事となりました。
昇段審査には過去最多の7名が受審することとなりました。
以前にもこのコーナーで説明致しましたが、青武学舎において昇段審査会に関しては毎年必ず開催する恒例行事ではなく、『該当者なしの場合は行わない』という『厳しいスタンス』を取っております。
そのような状況で行われる『厳しい選考』を潜り抜けて、晴れて今回7名もの道場生が昇段審査に挑戦することとなり、また『昇段審査受審資格査定テスト』の受審者も過去最大人数となったことから、今年で9年目を迎える現在の青武学舎上級者層の充実ぶりを感じさせるものとなりました。
よって新進気鋭の色帯道場生が多く受審する昇級審査会と合わせて、過去最大人数での審査会となりました。
昇級審査会は今回初参加の白帯道場生が多く、フレッシュな顔ぶれが元気な勇姿を見せてくれました。
『昇段審査受審資格査定テスト』は最前列に昇段審査挑戦の1級が『眩しく』陣取る中、それを追いかけるかの様相で、いつも以上に1級道場生たちの気迫を感じさせました。
次回の昇段審査にはこの中の誰が勝ち残り、挑戦するのかも注目していきたいところです。
そして緊張感に包まれた厳粛な雰囲気の中、行われた『第5回昇段審査会』。
今回は例年と審査方針が異なり、今までどちらかと言えば連続組手における実力に重きを置かれていたものから、今回は『型の技量重視』のものとなりました。
少しのミスも許されず、細部に亘って型を審査される為、上級者として胆(はら)を据えて落ち着いて行うという精神的な側面も審査されるという、実に厳しいものとなりました。
事前に型重視の審査方針に変わる事は受審者には通知していた為、審査会の直前まで型を細かく確認しながら熱心に稽古する姿が各道場で見受けられました。
(その影響か、下部の写真にも見られるように受審者全員が覚悟の程が表れた、強く引き締まった良い表情をしております。)
その他、やはりハ-ドな連続組手、多くの道場生が周囲を囲む中、一人一人行う為、手を抜く事が出来ない状況で行われました基礎体力審査も受審者の黒帯に懸ける真剣さが滲み出るような内容となりました。
また最後に余力を残し、至らない面を『熱意』で補いたいという受審者に対し(その気持ちを考慮するか否かは審査員に委ねるものとなりますが)ミットの打ち込みも任意で行われました。
結果的に受審者全員が希望し行いましたが、皆今まで見たことの無い様な真剣な表情で立ち塞がるミットに情熱の全てを打ち付けるかの様に立ち向かって行きました。
果たして今回も黒帯誕生の瞬間を見届ける事が出来るのでしょうか。
ご覧頂ければと思います。
筆記テストは実技よりも苦手かな? | 一斉にテスト用紙に飛び掛る。 |
筆記テストと同時に昇段審査受審者 の指導力のテストが行われました。 | 初対面の子に優しく指導。 |
Aグループ | Bグループ |
Cグループ | Dグループ |
しなやかに相手に放つ蹴技。 | 固い防御。 |
『巨大な壁』として黒帯も加わったこのグループ。気合いで立ち向かえ!
上野初段 (当麻道場所属 空手歴8年4ヶ月) | 長嶋初段 (陽光台道場所属 空手歴8年7ヶ月) *表彰制度 表彰者 (学級委員長) |
木村初段 (下九沢道場所属 空手歴5年4ヶ月) | 木村初段 (渋谷道場所属 空手歴7年1ヶ月) *表彰制度 表彰者 (学級委員長) |
夏季昇級審査会 | 第23回昇級審査会7月20日 |
今年も熱中症対策としまして受審者を厳選した上で『同時開催の2部制』により進行しました。
まだ幼く体が余り丈夫ではないと思われる幼年・初級者(白・オレンジ・青・黄帯)の部は会の前半に先に審査を終了し、一度その部のみの閉会式を行った後に中・上級者の部の審査・組手試合が進行されました。
また少しでも風通しが良くなる様にと、今回は受審者も厳選しました。
それでも『昇段審査受審資格査定テスト』や組手試合に出場する道場生を合わせると100名近い多人数となりましたが、 多くのスタッフの方々の協力を得て、事前に対策を施しながらも(多々アクシデントはありましたが…)最後まで猛暑の中、無事に開催することが出来ました。
昇級審査の型審査の方は全帯「順番間違いは許されない」という厳しい採点制として行われました。
(今回は全体的に残念ながら数名の保留者が出てしまいました。保留となってしまった道場生には奮起を促したいところです。)
組手審査は全帯『連続組手』方式(最後までやり遂げることが合格条件)での審査となりました。 蒸し返すような暑さの中、体力的には大変厳しかったと思いますが、接戦が多く白熱した戦いが繰り広げられました。
『昇段審査受審資格査定テスト』は過去最大人数での開催となりました。
今年の昇段審査受審者の最終選考を兼ねて行われた今回の査定テスト。
「最後まで勝ち残るのは誰か?」といわれる『昇段審査受審資格査定テストの世界』は決して容易なものではありません。
特に今回は今年の昇段審査に挑戦する『最後のチャンス』をつかむためにと、いつも以上に1級道場生たちの意気込みが感じられ、改めてこのグループの競い合いの厳しさを感じました。
この『黒帯への道』のコーナ-を通じて彼らの健闘を見守って頂ければと思います。
受付を行う1級先輩。昔の自分を思い出す? | 開会式の様子。いよいよ始まります! |
青帯型審査『太極Ⅲ・平安Ⅰ』・オレンジ帯型審査『太極Ⅰ・Ⅱ』
上段回し蹴りがヒット! | 変則の上段回し蹴り! |
春季昇級審査会 | 第22回昇級審査会4月29日 |
今年は例年と比べると1ヶ月程度遅れての5ヶ月ぶりの開催となりましたが、随分久しぶりの開催に感じられました。
そのせいか道場生たち各々、他の道場のライバルたちと談笑し近況報告?をする場面が所々で見受けられて微笑ましかったです。
前回から期間が空いていたことも影響し、『昇段審査受審資格査定テスト』や組手試合に出場する道場生を合わせると100名を超える多人数となり大盛況となりました。
型の昇級審査は全ての帯が厳しい採点制で行われました。
今回は型審査においては、風邪・インフルエンザ(学級閉鎖も含む)による欠席などの影響から全体的に稽古不足の状態でした。
しかしながらしばらく審査会に出場することが出来ずに悔しい思いをしていた道場生も多く、その配慮措置として、特別に今回は『再審査を行わない』ことを前提に熱意のある人には受審できるような形式としました。
『再審査を行わない』ということによって緊張感が増したのか結果的に奮起を促すこととなり、より積極的に型を学ぶ姿勢が受審者に見えてきました。
そこでやる気が表れてきた良い流れに乗って全員が合格出来ることを目標として、今回初の試みですが審査会開会前に『全道場交流型稽古』を行うこととなりました。
普段は一緒に稽古をする機会のない道場生同士が、合格を目指し審査会当日に最後の集中稽古を行うことによって意識を高くするように導き、今後の意欲向上に繋がるものとなれば…と考えてのものです。
結果程良く緊張感のある空気の中、集中した稽古を行うことが出来ました。また他の道場のライバルを意識し頑張る様子が伺え、その後に行った昇級連続組手も白熱したものとなりました。
(この効果か?今回はほとんどの受審者が合格し、後日昇級となりました。)
『昇段審査受審資格査定テスト』は、結果的に前回誕生した黒帯はたった一人であったという現実を目前で見届けることとなった1級道場生たち。
「やはり黒帯は甘くない…」という危機感を感じたか、緊迫した雰囲気の中での開催となりました。
このテストの1級受審者も随分人数が増え、その影響かレベルも向上し、組手においても型においてもその競い合いは回を重ねるごとに厳しいものとなってきたのを今回実感しました。
2015年最初の『昇段審査受審資格査定テスト』はまさに『横一線の戦い』―
1級道場生たちにとっては黒帯挑戦に向けて幸先のいいスタートを切りたいところでしょう。
この『黒帯への道』のコーナーを通じて今年も彼らを見守って頂ければと思います。
筆記テスト直前の様子。黙想しながら待ちます。 | 筆記テスト中は1級先輩がチェックします。 |
拳立てを延々と行う上級者の審査。 | 苦手な子が多い柔軟性の審査。ガンバレ! |
型『臥竜』 | 型『十八』 |
冬季昇級審査会 | 第21回昇級審査会・第4回昇段審査会11月24日 |
以前にもこのコーナーで説明致しましたが、青武学舎では昇段審査会に関しては毎年必ず開催する恒例行事ではなく、『該当者なしの場合は行わない』という『厳しいスタンス』を取っております。
そして今回、当初昇段審査受審者候補に挙げられていた3名のうち2名は「現時点での昇段審査受審は時期尚早」との判断が審査員の先生方から下されてしまいました。
よって今回は昇段審査会史上初めてとなるたった1名のみの昇段審査会となりました。
しかしながら今回挑戦することとなった大平1級(下九沢道場)の実力も前回の『夏季昇級審査会』の時点での審査員の先生方の評価は厳しく「現状では昇段は難しいのでは…」という意見が多く見受けられました。
その様な評価を真摯に受け留めた彼は奮起し、(限られた時間の中)先生と共に必死になって4カ月もの間厳しい稽古を積み重ねてきました。
たった一人の挑戦―
(過酷な状況になることは予測出来ていたと思われますので)当日は覚悟を決めてきたのか?4カ月前の『夏季昇級審査会』の頃とは違う引き締まった表情で昇段審査に臨みました。
(青少年期の若者は真剣に何かに対峙することによってここまで表情が変わるものなのか、と改めて痛感しました。)
『たった一人の昇段審査会』が醸し出す独特の緊張感の影響か?組手試合・連続組手ともに接戦の多い白熱した内容となりました。
型の昇級審査は全帯「順番間違いは許されない」という厳しい採点制として行われました。
いつもながら「ミスをしないように…」と緊張した面持ちで審査開始の直前まで型の確認稽古を行う色帯道場生の姿が会場の至る所で見られました。
『昇段審査受審資格査定テスト』は昨年同様、昇段審査と合同に行われました。
『今現在』昇段審査に挑戦している者と、『何時(いつ)か』私も黒帯に挑戦したいと未来を見据えている者との対比がどことなく表れたものとなり興味深いものとなりました。
特に『昇段審査受審資格査定テスト』として参加していた1級の道場生の数名は早くも来年の昇段受審を先生から告げられており、「来年はボクが(私が)この場で挑戦するんだ!」と明確に意識しているのが表れた『水準の高い』ものとなりました。
(その数名は審査員の先生方の評価も高かったです。)
彼らの視界には最前列で昇段審査に必死に挑戦している大平1級がどのように映ったことか?
気になるところです。
今回も昨年同様、『昇級審査会』『昇段審査受審資格査定テスト』『第4回昇段審査会』と長時間に亘って行われた『冬季昇級審査会』。
その模様を勇敢に挑戦した道場生の皆さんに敬意を込めて、『熱く燃えた長い一日』を極力お伝え出来る様、数多くの写真を使ってレポートします。
果して今年度、黒帯は誕生するのか?
当日の道場生の奮闘ぶりをご覧下さい。
開会前のミーティング。自分の係を確認。 | 受付は高学年の先輩が頑張ってくれました! |
黒帯は記録用紙に採点も行います。 | 昇段審査『指導力審査』。 思いやって丁寧に教えます。 |
それぞれの帯の道場生の奮闘ぶりをご覧ください
初対面同士での約束組手。 うまく出来たかな? | 高学年の白帯受審者は 茶帯先輩が相手をします。 |
昨年同様昇段審査と査定テスト合同で。最前列固定で昇段審査挑戦者が並ぶ。
『黒帯への道』の先の世界。 志は高く『誠の道』を目指して―
型 『撃塞小』 | 型 『撃塞大』 |
Aグループ
昇段者挨拶。凛々しくしっかりと感謝の気持ちを伝えました。 | 来年度の候補者と推薦者。もう未来へ目線は向かっております。 |