今回で8回目を迎えた青武学舎『春季昇級審査会』は、多くの皆様のご協力のもと4月18日大盛況の中、無事開催されました。
今回参加者は100名を超えて過去最大人数のものとなり、広い審査会場が手狭に感じる程となりました。
今回の昇級審査会は時期的に3周年に一番近く、私自身感慨深いものがありました。
『3年間』― およそ1000日。
毎回青武学舎の昇級審査会では上級者を中心に小論文の提出を義務付けております。この上級者のグループは3年前の青武学舎旗揚げから参加している、言わば生え抜きの第1期生にあたります。
今回その小論文を読みながら、様々な出来事があった3年間でありましたが、皆で力を合わせて頑張って良かったと改めて思いました。
それは日頃私と苦しい稽古を行い、古典などを素読しながら内省し「誠を極めたい」と共に語り合いながら武士道という『道』を学んできた1千日がどことなく反映された内容だったからです。
各人空手家としての自身の立場を理解し、感じながらそれぞれの世界で輝いて生きている様子が文面から伺えて嬉しく思いました。
また過去最大の参加人数による混雑を最小限に治める為に、子供たちを労わりながらも自ら積極的に動いて頂いた御父兄によるスタッフ・審査員の先生の方々。
高々3年、まだまだこれからの道場ではありますが、少しながらにもそこには多くの方々との関わり合いから生まれた『厚み』を今回の昇級審査会では感じることができたのが私自身とても嬉しく思いました。
『青少年育成の為の空手道』を通じてのこの国の未来に対する小さな働きかけ―
それは私自身と道場生、その御父兄の方々が同じ方向を見据え、その先にある『誠』の存在をほのかにも感じて『実際に行動する勇気』が大切だと私は思います。
また小さくてもその思いやりのある行動の積み重ねが未来の日本を支える宝である彼らへのバトンタッチを清く美しいものにし、世代を超えて微笑み合えるものとなるのではないのでしょうか。
その『厚み』に感激するとともに、今後の活動への『使命感』を強く感じました。
近年の日本の状況から察するに(これは現在「大人」と呼ばれている全ての人々に多少なりとも責任があることかも知れませんが)今まで私たちの世代が生きてきた日本社会よりも、今現在少年少女である彼らが生き抜かねばならない未来の日本社会の方が生き難いハードなものになることと思われます。
「このように生きてみせる!」という自分自身の心の中に言わば『精神的支柱』の様なもののない人は心が折れて、自ら立ち続けることは出来ずボロボロと崩れ落ちてしまうのではないでしょうか。
苦しさに耐えかねて、その場凌ぎで悪しき何かに縋(すが)ってしまうこともあるかも知れません。
『精神的支柱』が存在したとしてもそれが歪んだ利己的なものであったのならば、社会がそれを許すほどの余裕はもう今後の日本にはないものと思われます。一時的に隆盛を極めたとしても永くは続かず、いずれは浮き上がってしまい締め出されてしまうことと思われます。
『精神的支柱』の意(思い・考え)を誠とし、それをただ一人でも貫き続けることへの意義を伝え、心が折れることがない様にその耐久性を『温かく仁に満ちた厳しさ』で心身を鍛え磨いていく―
青武学舎の活動は有名・有能な空手の競技選手を育てるといった局所的で分かりやすいもの(それも素晴らしいものだと私は思います)とは違いますが、2世代・3世代後の日本の未来が悲しいものにならないように、たとえ時間がかかっても、現代の混沌とした社会を明るく正しくする気骨のある人材を一人でも多く輩出するものである様、地味ではありますが『心の空手道』を行い日々研磨して行く所存です。
ハードな時代を迎えても挫けずに強く正しく生きて欲しいという願いを込めて―
最後に長時間に亘ってお手伝いをして頂きました審査員の先生方、及びスタッフの皆様に心より感謝の意を表したいと思います。誠に有難うございました。
青少年育成武道教育学舎 代表 岡本 衛
厳しい状況下での挑戦乗り越えた!冬季昇級審査会

12月6日に行われた冬季昇級審査会は道場生の多数が『充分に稽古の出来ない状況』の中に立たされた上での挑戦となりました。
『充分に稽古の出来ない状況』とはこの1~2ヶ月間小中学生の間で猛威を振るったインフルエンザとその影響による『学校・学級閉鎖』の措置の多用の状況です。
新型のインフルエンザが発生した今年はその怖さと感染力・予防法がまだ完全に把握しきれていない為、「要警戒」の姿勢から?(私自身の推測)か例年とは違い『学校・学級閉鎖』の措置が各小中学校で多用されました。
道場でも審査会直前なのに稽古の参加者が数名しか居なかったり、滅多に稽古を休まない道場生が2~3週間も欠席をするような状況でした。審査会当日に復帰したという道場生もいました。
本人がインフルエンザに感染・発症してやっと1週間をかけて完治したと思ったら、今度は『学校・学級閉鎖』で外出禁止になってしまいさらにもう1週間稽古に参加出来なくなる…
これまでにない『異常な状況』でした。
そのような厳しい状況下でも各自調整をして修練を積んできた様で(外出禁止期間は家で稽古をしていたという道場生もいました)型・組手試合ともに熱戦が続きました。
本当に『よく頑張った』と思います。
しかしながら勝利や成功を目指して脇目も振らずに『頑張る』ことは見た目にも分かりやすく素晴らしいことではありますが、往々にして苦しい・キツイことから逃げない自身に酔ってしまい周囲が見えなくなってしまう事があります。
『よく頑張った』道場生とは別にこの様な小学6年生の少年がいました。
審査会の前日に本人から電話があり、 「昨日から学級閉鎖で外出禁止になり僕自身は大丈夫なのですが…悔しいですが…お休みします」
と、辞退を申し出てきたのです。
審査会の数日後、彼は高熱を出し病院でインフルエンザと診断されました。
もし彼が勇気を出して審査会を辞退しなかったら、周囲を考えず自分の目標達成のみを考えて『頑張って』参加をしていたら(日頃から頑張り屋で稽古熱心な生徒です)当日受審した100名近くの道場生の何人かは感染して苦しい思いをしていたかも知れません。
今回の彼の様な目立たなくて不器用に見えても『決まり事は守らなければならない』という強い認識を持つことや『自己を犠牲にしてまでも周囲のことを思う』勇気と忍耐の心は武の道を志す私達が心得ておかねばならないことでしょう。
これらは「勝てば官軍(正義)負ければ賊軍(不義)」的な無駄を無くし、結果・成果主義になりがちな現代社会に歯止めを掛けて、それを潤し正す大切な心ではないかと私自身は思います。
偶然か審査会前に皆で素読し学んでいた道徳訓は下記の論語の言葉でした。
―志士仁人(ししじんじん)は、生を求めて以て仁を害するなし、
身を殺して以(もっ)て仁を成すあり―
(子曰、志士仁人、無求生以害仁、有殺身以成仁*論語・衛霊公第十五)
今回の『異常な状況』の中での昇級審査会。私自身も物事を深く考えさせられました。健闘をした100名近くの道場生の『頑張り』と成長を心から嬉しく思い、称えながらも、少年ながらにも身を殺して仁を成そうとした一人の道場生の姿に見た青武学舎の今後の方向性―
やはり、ただ『頑張れ』で勝ち負け(これも大切ではありますが)だけを意識しその成果を目指す道場ではなく、青武学舎は『誠』を学び育む道場・学舎であり続けたいと改めて強く思いました。
最後に寒さ厳しい中、長時間に亘ってお手伝いをして頂きました審査員の先生方、及びスタッフの皆様に心より感謝の意を表したいと思います。誠に有難うございました。
青少年育成武道教育学舎 代表 岡本 衛
青武学舎の熱い夏ー灼熱の闘い…夏季昇級審査会

8月23日に行われた夏季昇級審査会は当日の気温の高さと過去最大人数の受審者の熱意により、型・組手試合、基礎体力審査などまさに≪灼熱の闘い≫の模様となりました。
青武学舎の審査会では1ヶ月前に各道場の代表受審者が選抜されてからがスタートとなります。この時から、代表に選ばれた道場生は顔つきが緊張感を漂わせた凛々しいものに少しづつ変化して行きますが、今回はより真剣なものを子供ながらにも私に感じさせてくれました。
それは以前に比べて「今回は(も)勝つぞ!」という勝利へのこだわりと、各道場の代表であるという自覚、「皆で勝つんだ」という道場生同士の仲間意識などの思いが、積み重ねられた過去数回の審査会への参加経験から芽生えてきたように思います。特に審査会前最後の稽古は熱く燃え上がり、「8・23、みんな行くぞ!」という一つの目標へ向かう一体感がどの道場にもあった様な気がします。
ある道場生は型が苦手で悩んでおりましたが、このひと月余りで急激に上達しました。聞いてみると夏休みに入ってから、家でも毎日稽古を頑張って続けていたと言います。また、ある道場生は自分から志願して他の道場にまで出稽古にやって来ました。 方法は様々でしたが他にも各自それぞれが熱い気持ちを持って全力を尽くす姿勢が見られました。
審査会の組手試合で、試合後に健闘しつつも敗れた中学生の選手がうずくまったまま動けないでいます。もしや怪我でもしたのかと救急の看護婦の方に看て頂くと、怪我ではなく悔しくて泣いていたとのことでした。それを囲むように寄り添う、苦しい稽古を共に行った道場生の仲間たち。
私自身も含め、青武学舎道場全体でひとつの目標に懸けた『熱い夏』が終わりました。
今年の青武学舎の道場の夏はどの道場も熱い活気に満ちておりました。それは先に挙げた何人かの道場生のように決して強制的ではなく、自発的なエネルギーに満ちたものであったからだと私は思います。
季節は実りの秋を迎え、若干涼しいものとなってきておりますが、常に変わらずに『熱く強い生命力に満ちている道場』であり続ける様、私自身も自己を修め練磨して行く所存です。
最後に今回も猛暑の中、長時間に亘ってお手伝いをして頂きました審査員の先生方、及びスタッフの皆様、誠に有難うございました。
青少年育成武道教育学舎 代表 岡本 衛
速報!橋本5丁目寿町ふるさと祭り空手演武会

今年で5回目を迎え、青武学舎としては2回目の出場となる『橋本5丁目寿町公園ふるさと祭り空手演武会』が7月18日に多人数の観衆の見守る中、開催されました。
今回の参加者は過去最大人数(約50名)となり、決して大規模なお祭りではありませんが一般の観客と出場者の付添いのご父兄の方々を合わせると会場となる寿町公園の「人口密度」も過去最大級のものでした。
そのような緊張感を高める「濃い空気と熱い視線」が大きく立ち塞がる中、基本稽古・型・組手・そして大多数が初挑戦となる瓦・板の試し割りを行ったことは今後の道場生の成長に良い影響を与えることでしょう。
このお祭りでの空手演武会も5年連続の参加により、随分浸透してきたような気がします。 5年前の初めてのふるさと祭り参加当時のことを覚えている方も多く「参加者が増えましたね!」という声を幾つか頂きました。道場と道場生の成長ぶりを温かく見守ってくれている思いを感じます。
演武会後、お祭りを主催された寿町の自治会の皆様のご厚意により、今年も演武会後に恒例?の『良く冷えた美味しいスイカ』を道場生の仲間と頂きました(御馳走様でした!)。
この夏の演武会を終え、道場生の仲間と美味しくスイカを頂く時、毎年私は一年を振り返ります。そして皆の喜びと達成感に満ちた笑顔を見ながら「来年も変わらず、皆元気にお祭りで演武会ができますように・・・」と心から思います。
平和な国で健康な身体で、仲間と共に空手道を歩めることへの喜びと感謝―
忘れてはいけないと、自分自身の心を戒めました。
スイカを食べ終わると今年はビールはご遠慮させて頂いて(飲みたかった!)、空手着姿そのままで道場へ向いました。
いよいよ来月は青武学舎夏季昇級審査会(組手・型試合)です。道場生の仲間と共に私自身の心も暑い夏に負けない位に?熱く燃えております。
青武学舎の「暑い…熱い!!」夏はまだまだ続きそうです。
青少年育成武道教育学舎 代表 岡本 衛
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℡ 042-713-3577
青少年育成武道教育学舎 まで
*気楽にどうぞ