冬季昇級審査会 | 第24回昇級審査会・第5回昇段審査会11月23日 |
日々寒さが厳しくなる最中、『第24回冬季昇級審査会』が11月23日に開催されました。
今回の『第24回冬季昇級審査会』は『第5回昇段審査会』も同時に行うこととなり、『昇段審査受審資格査定テスト』と共に3部門同時開催のボリュームのある行事となりました。
昇段審査には過去最多の7名が受審することとなりました。
以前にもこのコーナーで説明致しましたが、青武学舎において昇段審査会に関しては毎年必ず開催する恒例行事ではなく、『該当者なしの場合は行わない』という『厳しいスタンス』を取っております。
そのような状況で行われる『厳しい選考』を潜り抜けて、晴れて今回7名もの道場生が昇段審査に挑戦することとなり、また『昇段審査受審資格査定テスト』の受審者も過去最大人数となったことから、今年で9年目を迎える現在の青武学舎上級者層の充実ぶりを感じさせるものとなりました。
よって新進気鋭の色帯道場生が多く受審する昇級審査会と合わせて、過去最大人数での審査会となりました。
昇級審査会は今回初参加の白帯道場生が多く、フレッシュな顔ぶれが元気な勇姿を見せてくれました。
『昇段審査受審資格査定テスト』は最前列に昇段審査挑戦の1級が『眩しく』陣取る中、それを追いかけるかの様相で、いつも以上に1級道場生たちの気迫を感じさせました。
次回の昇段審査にはこの中の誰が勝ち残り、挑戦するのかも注目していきたいところです。
そして緊張感に包まれた厳粛な雰囲気の中、行われた『第5回昇段審査会』。
今回は例年と審査方針が異なり、今までどちらかと言えば連続組手における実力に重きを置かれていたものから、今回は『型の技量重視』のものとなりました。
少しのミスも許されず、細部に亘って型を審査される為、上級者として胆(はら)を据えて落ち着いて行うという精神的な側面も審査されるという、実に厳しいものとなりました。
事前に型重視の審査方針に変わる事は受審者には通知していた為、審査会の直前まで型を細かく確認しながら熱心に稽古する姿が各道場で見受けられました。
(その影響か、下部の写真にも見られるように受審者全員が覚悟の程が表れた、強く引き締まった良い表情をしております。)
その他、やはりハ-ドな連続組手、多くの道場生が周囲を囲む中、一人一人行う為、手を抜く事が出来ない状況で行われました基礎体力審査も受審者の黒帯に懸ける真剣さが滲み出るような内容となりました。
また最後に余力を残し、至らない面を『熱意』で補いたいという受審者に対し(その気持ちを考慮するか否かは審査員に委ねるものとなりますが)ミットの打ち込みも任意で行われました。
結果的に受審者全員が希望し行いましたが、皆今まで見たことの無い様な真剣な表情で立ち塞がるミットに情熱の全てを打ち付けるかの様に立ち向かって行きました。
果たして今回も黒帯誕生の瞬間を見届ける事が出来るのでしょうか。
ご覧頂ければと思います。
筆記テストは実技よりも苦手かな? | 一斉にテスト用紙に飛び掛る。 |
筆記テストと同時に昇段審査受審者 の指導力のテストが行われました。 | 初対面の子に優しく指導。 |
Aグループ | Bグループ |
Cグループ | Dグループ |
しなやかに相手に放つ蹴技。 | 固い防御。 |
『巨大な壁』として黒帯も加わったこのグループ。気合いで立ち向かえ!
上野初段 (当麻道場所属 空手歴8年4ヶ月) | 長嶋初段 (陽光台道場所属 空手歴8年7ヶ月) *表彰制度 表彰者 (学級委員長) |
木村初段 (下九沢道場所属 空手歴5年4ヶ月) | 木村初段 (渋谷道場所属 空手歴7年1ヶ月) *表彰制度 表彰者 (学級委員長) |
夏季昇級審査会 | 第23回昇級審査会7月20日 |
今年も熱中症対策としまして受審者を厳選した上で『同時開催の2部制』により進行しました。
まだ幼く体が余り丈夫ではないと思われる幼年・初級者(白・オレンジ・青・黄帯)の部は会の前半に先に審査を終了し、一度その部のみの閉会式を行った後に中・上級者の部の審査・組手試合が進行されました。
また少しでも風通しが良くなる様にと、今回は受審者も厳選しました。
それでも『昇段審査受審資格査定テスト』や組手試合に出場する道場生を合わせると100名近い多人数となりましたが、 多くのスタッフの方々の協力を得て、事前に対策を施しながらも(多々アクシデントはありましたが…)最後まで猛暑の中、無事に開催することが出来ました。
昇級審査の型審査の方は全帯「順番間違いは許されない」という厳しい採点制として行われました。
(今回は全体的に残念ながら数名の保留者が出てしまいました。保留となってしまった道場生には奮起を促したいところです。)
組手審査は全帯『連続組手』方式(最後までやり遂げることが合格条件)での審査となりました。 蒸し返すような暑さの中、体力的には大変厳しかったと思いますが、接戦が多く白熱した戦いが繰り広げられました。
『昇段審査受審資格査定テスト』は過去最大人数での開催となりました。
今年の昇段審査受審者の最終選考を兼ねて行われた今回の査定テスト。
「最後まで勝ち残るのは誰か?」といわれる『昇段審査受審資格査定テストの世界』は決して容易なものではありません。
特に今回は今年の昇段審査に挑戦する『最後のチャンス』をつかむためにと、いつも以上に1級道場生たちの意気込みが感じられ、改めてこのグループの競い合いの厳しさを感じました。
この『黒帯への道』のコーナ-を通じて彼らの健闘を見守って頂ければと思います。
受付を行う1級先輩。昔の自分を思い出す? | 開会式の様子。いよいよ始まります! |
青帯型審査『太極Ⅲ・平安Ⅰ』・オレンジ帯型審査『太極Ⅰ・Ⅱ』
上段回し蹴りがヒット! | 変則の上段回し蹴り! |
春季昇級審査会 | 第22回昇級審査会4月29日 |
今年は例年と比べると1ヶ月程度遅れての5ヶ月ぶりの開催となりましたが、随分久しぶりの開催に感じられました。
そのせいか道場生たち各々、他の道場のライバルたちと談笑し近況報告?をする場面が所々で見受けられて微笑ましかったです。
前回から期間が空いていたことも影響し、『昇段審査受審資格査定テスト』や組手試合に出場する道場生を合わせると100名を超える多人数となり大盛況となりました。
型の昇級審査は全ての帯が厳しい採点制で行われました。
今回は型審査においては、風邪・インフルエンザ(学級閉鎖も含む)による欠席などの影響から全体的に稽古不足の状態でした。
しかしながらしばらく審査会に出場することが出来ずに悔しい思いをしていた道場生も多く、その配慮措置として、特別に今回は『再審査を行わない』ことを前提に熱意のある人には受審できるような形式としました。
『再審査を行わない』ということによって緊張感が増したのか結果的に奮起を促すこととなり、より積極的に型を学ぶ姿勢が受審者に見えてきました。
そこでやる気が表れてきた良い流れに乗って全員が合格出来ることを目標として、今回初の試みですが審査会開会前に『全道場交流型稽古』を行うこととなりました。
普段は一緒に稽古をする機会のない道場生同士が、合格を目指し審査会当日に最後の集中稽古を行うことによって意識を高くするように導き、今後の意欲向上に繋がるものとなれば…と考えてのものです。
結果程良く緊張感のある空気の中、集中した稽古を行うことが出来ました。また他の道場のライバルを意識し頑張る様子が伺え、その後に行った昇級連続組手も白熱したものとなりました。
(この効果か?今回はほとんどの受審者が合格し、後日昇級となりました。)
『昇段審査受審資格査定テスト』は、結果的に前回誕生した黒帯はたった一人であったという現実を目前で見届けることとなった1級道場生たち。
「やはり黒帯は甘くない…」という危機感を感じたか、緊迫した雰囲気の中での開催となりました。
このテストの1級受審者も随分人数が増え、その影響かレベルも向上し、組手においても型においてもその競い合いは回を重ねるごとに厳しいものとなってきたのを今回実感しました。
2015年最初の『昇段審査受審資格査定テスト』はまさに『横一線の戦い』―
1級道場生たちにとっては黒帯挑戦に向けて幸先のいいスタートを切りたいところでしょう。
この『黒帯への道』のコーナーを通じて今年も彼らを見守って頂ければと思います。
筆記テスト直前の様子。黙想しながら待ちます。 | 筆記テスト中は1級先輩がチェックします。 |
拳立てを延々と行う上級者の審査。 | 苦手な子が多い柔軟性の審査。ガンバレ! |
型『臥竜』 | 型『十八』 |