勇気を出して…空手魂で実際にチャレンジしてみた!
「やって良かった!」
 覚悟を決めて決起行動を起こす時
 『学校代表・学級委員長レポート』

 

青武学舎では厳しい空手修行によって、強さと正しさを磨き高めた道場生に積極的に学校活動役員などに就きリーダーとなり、学校社会の和を保ちながらもいじめなどの学校問題を抑止・解決することを推奨しています。
 
 しかしながら、修練によって人間的に成長し、仲間からも『信』を得ながらも実際に『リーダーとしての立場を背負うために立ち上がる』ことはまだ幼き彼らにとってハードルが高く、面倒かつとても勇気を伴う行動であります。
  
 この部分は学校教育でも導き難いところではないかと思われます。
 
 
当道場ではこのような、ただ自己を磨き高める(これだけでも立派なことではありますが…)ことに満足するのではなく、さらに「何か世の中のために・人のためになることをしたい」という気持ち(利他的精神)を持つことを尊重し、もし実際にリーダー(的立場)に就任した際には『生徒会・児童会・ 学級委員長表彰制度』によって称揚します。
 
またたとえ就任出来なくても『道場の仲間で明るく前向きに応援していく』雰囲気を大切にしております。
 
 
 
実際にリーダーの立場に立ってみると…その立場でしか味わえない苦労もあるようで…

またそれ以上に感動的な経験もあることでしょう!

このコーナーでは青武学舎で厳しい稽古を積み重ねてきた道場生たちの実際にリーダー的立場を経験し奮闘したレポートをご紹介いたします。  

 

 

N君(橋本道場・小学3年生)
 
さいしょ自分じしんは、ゆうきがなくて学きゅうい員にはぜんぜんなれませんでした。
 
 けれどカラテをならったおかげでゆうきがつき、学きゅうい員になることができました。
 
学きゅうい員になったからにはいじめを無くしたいので、みんなに言うことを聞いてもらうひつようがあります。
 
なぜならば言うことを聞いてもらえなかったらいじめをやめてくれないからです。
 
まず言うことを聞いてもらうには信をうけるひつようがあります。
 
 信をうけるには、きちんとした行動をとります。
 
そして「いじめをやめましょう」「ぼうげん(暴言)をはいたり弱い人をいじめないクラス・学校にしましょう」と言っていじめを無くそうとしています。
 
つぎにリーダーになったかんそう(感想)は、みんなに言うことを聞いてもらうことは、たいへんなんだ。だけどそれができたときはうれしい気持ちの方がつよくなってよかったです。
 

 

N君(麻溝台道場・小学5年生)
 
自分は去年学級委員をしました。
 
理由は二つあり一つ目の理由は、友達のかわりに集まりに出てとても楽しかったからです。
 
二つ目の理由は空手の先生にすすめられて、同学年の空手仲間もやっていて自分もやろうと思いました。
 
 学級委員になってすぐに大変だと思った事は、ボランティアの話し合いの時に数人の人が話も聞かず関係の無い話をしていて、その人達はその日の話し合いにほとんど参加しませんでした。
 
 次の話し合いでもその数人は、おしゃべりをしていたので注意をしたら、みんなと一緒に参加してくれて話し合いが進みました。
 
またボランティアに参加していない人に声をかけたら一緒に参加してくれるようになりうれしかったです。
 
学級委員をやってみてみんなに気をつかいつつ信らいをえることがとてもむずかしく大変だったけど、やりがいがあり、うれしい事もあったので学級委員をやって良かったと思います。
 

 

Sさん(渋谷道場・小学6年生)
 
私は、代表委員になり、身の回りで変わった事がいくつかあります。
 
まず一つ目は自分です。
 
代表委員を決める時、私ともう一人候補者がいて私より司会や発言が出来る人でした。
 
一人ずつ「代表委員になったらどうしたいか」など宣言し、みんなに選んでもらいます。
 
そして私は代表委員になる事ができました。
 
 選ばれた時、私は「みんなの信頼が私にかかっているんだ」と思いました。
 
 私は、まだ自分の殻を破れていません。
 
空手で学んだ論語や自分の力を発揮していきたいです。
 
二つ目は学校です。
 
今、学校ではあいさつを心がけています。
 
私は代表委員になってから、「あいさつが続かない」という問題に気付き、改善案を出しました。そして学校は少しずつ変わっていると思います。
 
 私が代表委員になったのは空手のみんなのおかげだと思います。
 
 その事を心に私はまだ本領を発揮できていないので、本領発揮して学校を変えていきたいです。
 

 

Mさん(下九沢道場・小学6年生)

私は今までクラスの代表や発言したりする事が苦手でした。

 出来るだけ目立たないように、出来るだけ回りにイジられないようにすごしてきました。

でも空手をやるようになって考え方が変わってきました。

 私は相手の喜ぶ顔が見れる時、すごくうれしく思います。

その事に気づかせてくれた空手に感謝しています。

だから私は人の為に役に立てるよう、考えて行動する事が大切だと思うし実行しています。

 それが今、自分の生きがいだと思うし、みんなが一つの事に向かってやる気や団結が出来れば、すごく喜ばしい事だと思います。

それにそうなればいじめはなくなると思います。

いじめなんて考えないようになると思います。

道場のみんなが全員空手を学びながら内側にある心から成長してリーダーになっていけばいいなと私は思います。

 

 

 

K君(麻溝台道場・小学五年生)

 ぼくは児童会の役員をやっています。 学校をやさしさや思いやりであふれるところにしたいと思ったからです。

そのためにはまず、ぼくがみんなにやさしくできないとだめだと思いました。

困っている人はいないかと気にしたり、声をかけたりしていました。

そうしたことでぼくはみんなにやさしくできるようになりました。

 そして学校のみんなもやさしさや思いやりを持てる人がふえたと思います。

あいさつ運動という活動では、六年生があいさつをしてくれない人が多くて困りました。

(しかし)ぼくは始めたころよりも大きな声で言ったり、笑顔であいさつするようにしたら、(六年生も)あいさつを返してくれることがふえました。

五常の徳の仁は、ぼくは困っている人を手助けしたい気持ちからみんなにやさしくできました。

礼は自分が気持ちいいあいさつをすれば相手も気持ち良い気分なれることがわかりました。

これからも五常の徳の精神を続けていきたいと思います。

 

 

 

Y君(下九沢道場・中学2年生)
 

私は、学校で柔道部部長と学級委員長を務めています。

 私の学校でも「いじめ」などが問題化されています。

ですが、空手家の自分だからこそ出来ることが沢山あると思います。

 実際にリーダーになってみて、すごく大変でした。

具体的にはクラスをまとめ上げる・皆と協力するなどです。

 いかに前の学級委員長が大変だったかよく分かりました。

 その(学級委員)仲間達が最近よく協力してくれて、彼ら以外の人の話を聞きまとめてくれており、とても喜ばしいです。

 もし自分が空手をやっていなくて違う道を進んでいたら今の仲間達はもちろん、学級委員や部長に推薦してくれる人もいないと思います。

 なので真っ直ぐな道へと導いてくれた空手にとても感謝しています。

クラスの皆が一致団結し、学校内全てのいじめ問題を解決するために日々精進しています。

学校内で役立つためには、まだまだ自分の能力も努力も足りないと思うので、今にも増して全力で貢献していけるように努めていきたいです。

 

 

 

K君(麻溝台道場・中学2年生)
 僕は今年学級委員長と部長(バスケットボール部)になりました。
 
そこで、人に指示を出して色々な事を進める為には空手で習った五常の徳が不可欠だと思いました。
 
なぜなら、自分の思った事をその人達にしてもらうという事なので、自分に信頼や礼儀がなければ周りの人からの協力も得られないからです。
 
 そこで僕は、学校で五常の徳を考えながら生活をし、特に仁義礼に注意しました。
 
 仁は周りの人の事を考えて困っている人がいたら助けました。
 
 義は行動をする前に考えてから行動しました。
 
最後に礼は朝の挨拶、何かしてもらった時の感謝を忘れない様にしました。
 
その結果、智や信が身につき、学校でもみんながしっかり意見を聞いてくれて部活でも目標に向かって仲間と協力していけるようになりました。
 
 僕はこれからも五常の徳を忘れずに生活をし、もっと人の為になる事を行っていきたいです。

 

 

 

Cさん(当麻道場・中学1年生)  

 私は、委員会の副委員長をやっています。

りっこうほしました。

昨年も委員会には、はいっていましたが、そのなかのリーダーになろうとは思っていませんでした。

理由は「失敗するのが恥ずかしいと思っていた。」からです。

しかし、失敗することは恥ずかしい事ではないと、空手をやって、感じることができたし、自分から挑戦をしないと、なにも変わることができないと思いました。

リーダーという立場になると大変な事がたくさんあります。

人前でしゃべったり、恥ずかしいこともたくさんあると思います。

しかし、それにまけないくらいのたっせい感や、喜びを味わうことができます。

自分から何かにチャレンジすることは、とっても勇気がいるけど、正面から向き合えば、きっと将来の役にたつと思います。

 

 

 
 立場は人を変える
それを背負う経験が学びの場となり
人物を作る―