冬季昇級審査会 | 第18回昇級・第3回昇段審査会 11月23日 |
昇段審査受審者の最終選考が行われた『夏季昇級審査会』から4カ月-
いよいよ今年最後の審査会となる『冬季昇級審査会』において青武学舎『第3回昇段審査会』が同時に開催されることとなりました。
以前にもこのコーナーで説明致しましたが、青武学舎において昇段審査会に関しては毎年必ず開催する恒例行事ではなく、『該当者なしの場合は行わない』という『厳しいスタンス』を取っております。
そのような状況で行われる『厳しい選考』を潜り抜けて、晴れて今回5名の道場生が昇段審査に挑戦することになりました。
しかしながら『夏季昇級審査会』において来場された審査員の先生方の評価は厳しく「現状では昇段は難しいのでは…」という意見が多く見受けられました。
それに危機感を感じてか?4カ月もの間この日を目指し、いわば『背水の陣』で臨むかのような緊張感を漂わせながら各人、それぞれの道場で稽古を積み重ねて来ました。
またこの昇段審査受審者の5名のうち3名が高校受験を控えており、時間に限りのある厳しい状況下において、必死に技を磨く姿はそれぞれの道場において道場生たちに良い影響を与えてくれたと思います。
当日が近づくにつれて稽古はより真剣なものとなり、皆で「目指せ11月23日」と彼らの気持ちが熱くなっていくのが感じられました。
結果、どの道場も全体的に各自集中して充実した稽古が行えた為、組手試合・連続組手ともに接戦の多い『当日の会場の寒さを吹き飛ばすような』白熱した内容となりました。
型の昇級審査は全帯「順番間違いは許されない」という厳しい採点制として行われました。
いつもながら「ミスをしないように…」と緊張した面持ちで審査開始の直前まで型の確認稽古を行う色帯道場生の姿が会場の至る所で見られました。
『昇段審査受審資格査定テスト』は今回、型は『臥竜(ガリュウ)』『十八(セイパイ)』に限定され、基本・移動技を中心に昇段審査と合同に行われました。
特に『昇段審査受審資格査定テスト』として参加していた1級の道場生の視界には最前列で緊張感と戦いながらも必死に昇段審査に挑戦している5人がどのように映ったことか? 気になるところです。
今回も昨年同様、『昇級審査会』『昇段審査受審資格査定テスト』『第3回昇段審査会』と青武学舎審査会史上最長時間にまで及んだボリュームの『冬季昇級審査会』。
果して今年度、黒帯は誕生するのか?
昇段指導力テスト・昇級筆記テスト
今回も筆記テストと同時に行われた青武学舎独自の昇段指導力テスト。
全員技を指導するのは『初対面』の子。時間にも限りがあるので『真心』だけでなく『頭』も使います。
「ここをまげてね・・・」 | 目線を彼らの高さに合わせて・・・ |
しっかり下まで落として・・・ | お腹まで床に着いてるかな? |
型審査
黄帯型審査『平安Ⅱ』
審査員の先生の指導を受ける。いつに無く緊張した顔つき?
初めての審査会。かなり緊張していましたが・・・
初対面同士での約束組手。うまく出来たかな? | 審査員の先輩が厳しく採点します。ドキドキ・・・ |
うまくキマってる? | 落ち着いてしっかりと・・・ |
昇段基本移動稽古審査・昇段審査受審資格査定テスト
今回は昇段審査と査定テスト合同で。最前列固定で昇段審査挑戦者が並ぶ。
「来年は僕が(私が)・・・」 この中から誰が飛び出すか?1級黒帯候補者たち
(同時に進行していた)査定テストのグループが退場しても昇段審査はまだまだ続く・・・
~ここで審査時の写真を交えて第3回昇段審査会受審者をご紹介します~
I・K1級 (下九沢道場所属・空手歴6年4カ月)
H・Y1級 (下九沢道場所属・空手歴6年4カ月)
Ⅰ・Ⅰ1級 (渋谷道場所属・空手歴6年8か月)
N・K1級 (下九沢道場所属・空手歴5年9カ月)
道場の仲間が見守る中、必死に長時間に亘り型審査に臨んだ5名。頑張った!
拳立て伏せの回数も『上級者レベル』 | 昇段審査挑戦者も思わず苦しい表情? |
白帯最後の審査は基礎体力審査。とくに最後まで諦めない精神力を審査します。
今回は見事に全員クリアしました!頑張ったね!!
今回は接戦が多く苦しい組手が続きました。彼らの頑張りをご覧ください。
Bグループ
跳びあがっての回し蹴り。 | 上段回し蹴りを必死に捌く! |
女子同士の試合も真剣です。 | 心を強く磨く―「誰にも頼らない。 自分の力で・・・」 |
受けてからの捌きを狙うも・・・ | 回し蹴りが交差する― |
正面から前蹴りを狙う。 | 下段回し蹴りをブロック! |
試合の合間での様々な思い、そしてその『表情』
まずはⅠ1級が挑戦!気合いが入ってます!!
落ち着いて相手の動きを読みながら・・・ | 負けられない!渋谷道場の『同志』と― |
続いてK1級が登場!素早い動きで相手を翻弄する。
左右へ足を運びながらの下段回し蹴り。 | 上段回し蹴りが炸裂! 「一本!」 |
気迫の込もった下突きを連打。 | キレの良い中段回し蹴り! |
K1級の連続組手。上段蹴りが襲いかかる!
前回欠場のK1級は少し緊張気味? | これは見事に一本! |
多彩な蹴り技で攻め立てるA初段。 | 身体を大きく使うK初段の下突き。 |
簡単には攻め込ませない 黒帯の『硬い』ガード。 | 突きの連打で場外まで追い込む。 |
「んー・・・・・!」 悔しさをバネにして・・・ 最後まで諦めるな!!
(当初予定にはありませんでしたが)直接先生がミットを持ち、受審者の全力を『正面から』受け止める。
5名とも集計の結果及び審査員の先生方にもお許しを得て、見事に合格となりました!
岡本先生より仮帯が授与されます。
早速仮帯を締める昇段者の5人。
閉会式
長時間に亘って行われた今回の冬季審査会。(小さな子にとっては長くて大変だったでしょうが)
⇓ 勢いづいたY1級が見事にずっこける!(笑)!(笑)!(笑)!
「いつかは自分も黒帯を・・・オス↓」
by Y1級
夏季昇級審査会 | 第17回昇級審査会7月15日 |
今年も熱中症対策として『同時開催の2部制』を採り、まだ幼く体が余り丈夫ではないと思われる幼年・初級者(白・オレンジ・青帯)の部は会の前半に先に審査を終了し、一度その部のみの閉会式を行った後に中・上級者の部の審査・組手試合が進行されました。
また受審者も厳選しましたが、それでも『昇段審査受審資格査定テスト』や組手試合に出場する道場生を合わせると100名を超える多人数となり今回も大盛況となりました。
型の審査は今回全ての帯が「順番間違いは許されない」という厳しい採点制として行われました。
上級者の茶帯が1級(茶線帯)受審時にこの形式で審査される事は珍しく、いつに無く?入念に型の順番を確認している姿が見受けられました。
全体的に今回は数名の保留者が出てしまい、保留となってしまった道場生には奮起を促したいところです。
驚いた表情でその健闘ぶりを拍手で称えておりました。
『昇段審査受審資格査定テスト』は過去最大人数での開催となりました。
青武学舎では昇段における(精神面は別として)技術面での明確な基準が掲げられており、この『昇段審査受審資格査定テスト』を通じて広く道場生・関係者に浸透している模様です。
嬉しいことに1級に昇級してからさらにやる気を出して黒帯を志す道場生も多く見られます。
「最後まで勝ち残るのは誰か?」といわれる『昇段審査受審資格査定テストの世界』は決して容易いものではありません。
しかしながら多くの道場生が見守る中、このテストを一つ一つクリアしていくことに意義があり、周囲も認め、自分自身も(その実力に)納得することが出来る『真の黒帯』になり得るのではないかと思います。
組手審査は『連続組手』方式(最後までやり遂げることが合格条件)と勝敗を競い合う『組手試合』方式に分けての審査となりました。
2013年度の昇段審査受審候補者の最終選考を行う今回の『夏季昇級審査会』。
今年度の昇段審査会に挑戦するのは誰でしょうか? ご覧ください。
開会直前。 型の稽古を各帯に分かれて入念に行う。 | ズラリと並んだ今回の受審者たち。 |
筆記テスト
筆記テストは全学年一斉にスタートします。 | 早く終わった人は黙想しながらこれからの戦いに備える。 |
頑張れ!もっと腰を落として! | どの顔も真剣な表情です。 |
上級者は拳立て伏せを数多く行います。 | 柔軟性のテスト。出来た人は元気良く挙手します。 |
最後までやり抜くことが求められる白帯の基礎体力テスト。体力だけでなく精神力も鍛えられます。
連続組手も『道場対抗戦』。仲間も見守り応援します。
有段者演武
K・H初段 (下九沢道場所属)
この日の為に厳しい稽古を積んできたK・H初段。プレッシャーを跳ね除け見事成功!会場が大きな拍手に包まれました!
緑帯(4級)型審査『平安Ⅲ』
緑線帯(3級)型審査『平安Ⅳ』
茶帯型審査『平安Ⅴ』
「ボクが!(わたしが…)一番だ!」各帯の型審査での真剣な表情をご覧下さい。
昇段審査受審資格査定テスト
過去最大人数で行われた昇段審査受審資格査定テスト。この中で「一番輝く」のは誰か?ご覧ください。
最後に再び全員揃って「厳しい」基礎体力テスト。先生も思わず?「頑張れ!」
「負けてたまるか!」激しい打ち合い | 上段回し蹴りが炸裂! |
強い意志が無ければ規定の人数を戦い抜くことは出来ません。
後ろ回し蹴りが炸裂! | 下段回し蹴りをジャンプでかわす!! |
「黒帯を締める者は強くなければならない」
閉会式(今年度昇段審査会受審者発表)
最後に次回昇級審査会で行われる昇段審査に挑戦する3名による決意表明? 皆の前で勇気を出して合格宣言!
最後まで残った中・上級者で一枚。「次回までお互いもっと鍛えて、もっと強くなって・・・また戦おう!」
春季昇級審査会 | 第16回昇級審査会 3月20日 |
4人の黒帯が誕生した昨年の『冬季昇級審査会』から4か月―
2013年、青武学舎初の道場行事でもある『春季昇級審査会』が例年に比べて少し早めの3月20日に開催されました。
今回は年末年始の休暇を挟みなおかつ少し早い時期での開催ということで、道場としましては「焦らせず、しっかりと実力を高めてから受審した方が良い」という考えのもと受審者を厳選することとなりました
(その為、受審できず、悔しがっていた子を各道場で多く見かけました)。
それでも『昇段審査受審資格査定テスト』や組手試合に出場する道場生を合わせると100名を超える多人数となり今回も大盛況となりました。
型の審査はオレンジ・青・黄・緑帯は「順番間違いは許されない」という厳しい採点制として行われました。
この採点制型審査の厳しさも道場生の間でも浸透してきた?様で審査会が始まる直前まで入念に型の稽古を道場の仲間と確認し合っておりました。
各道場でも型の稽古の際はご父兄の方々が心配した様子で見守っておりました。
緑線・茶帯の上級者は勝敗を決する型試合として行われました。
こちらは実力が拮抗しており、判定を下すのに悩まされる程の接戦が繰り広げられました。
『昇段審査受審資格査定テスト』は過去最大人数での開催となりました。
初めて念願の1級となり、挑戦する「ニューフェイス」も多く見られ、この1級のグループの風景も大分変ってきた模様です。
「最後まで残るのは誰か?」といわれる『昇段審査受審資格査定テスト』の世界―
初挑戦の1級道場生にはどう感じたか興味深いところです。
組手審査は最後までやり遂げることが合格条件の『連続組手』と勝敗を競い合う『組手試合』で審査されました。
どちらも白熱した内容でしたが、小学3・4年生の受け技の進歩が目に付きました。
伸び盛りのこの年代。今年は4・5年生に進級する彼らに期待が持てそうです。
今回は全体を通じて組手前後の礼も各人丁寧に行っており好感が持てました。
やはり強くなることも大切ではありますが、『空手道青少年育成武道教育学舎』の道場生としてその方針が表れた立ち振る舞いが自然と行える様に今後も忘れずに継続して行くことを期待したいところです。
2013年、黒帯に向けて飛び出すのは誰か? この『黒帯への道』のコーナーを通じて今年も見守って頂ければと思います
開会式前の様子。お話したり受けの稽古をしたり様々。 | 当日発表の組手対戦表を緊張した表情で見る。 |
開会式での『黙想』。いよいよ始まる… | 筆記テストを渡される。きちんと両手で頂き『礼』。 |
「始め!」の合図と同時に勢い良くに答案用紙に記入して行く。 | 早く終わったらこれから始まる戦いに備えて『黙想』。 |
基本技審査
「気合いをいれて!」 大きな掛け声を上げて基本技の審査がスタート!
初級者上級者ともに元気な掛け声を上げながら頑張りました。
頑張れ!白帯クン! | 『上段回し蹴り』の審査。 |
基礎体力審査
「もっと深く落として!」 拳立て伏せの審査。 | 柔軟性も審査されます。 |
「お腹までピッタリ床に付いた人はいますか?」 「オスッ!」
約束組手
相手の蹴りを必死にブロック! | 上段回し蹴りが炸裂! |
フットワークを駆使して攻め込む。 | 「ドス!」 強烈な正拳突き。 |
相手を捌いて崩す。 | 「負けてたまるか!」 |
スピードの乗った上段回し蹴り。 | 試合後の振る舞いは 有段者としての品格を問われます。 |