冬季昇級審査会 | 第21回昇級審査会・第4回昇段審査会11月24日 |

以前にもこのコーナーで説明致しましたが、青武学舎では昇段審査会に関しては毎年必ず開催する恒例行事ではなく、『該当者なしの場合は行わない』という『厳しいスタンス』を取っております。
そして今回、当初昇段審査受審者候補に挙げられていた3名のうち2名は「現時点での昇段審査受審は時期尚早」との判断が審査員の先生方から下されてしまいました。
よって今回は昇段審査会史上初めてとなるたった1名のみの昇段審査会となりました。
しかしながら今回挑戦することとなった大平1級(下九沢道場)の実力も前回の『夏季昇級審査会』の時点での審査員の先生方の評価は厳しく「現状では昇段は難しいのでは…」という意見が多く見受けられました。
その様な評価を真摯に受け留めた彼は奮起し、(限られた時間の中)先生と共に必死になって4カ月もの間厳しい稽古を積み重ねてきました。
たった一人の挑戦―
(過酷な状況になることは予測出来ていたと思われますので)当日は覚悟を決めてきたのか?4カ月前の『夏季昇級審査会』の頃とは違う引き締まった表情で昇段審査に臨みました。
(青少年期の若者は真剣に何かに対峙することによってここまで表情が変わるものなのか、と改めて痛感しました。)
『たった一人の昇段審査会』が醸し出す独特の緊張感の影響か?組手試合・連続組手ともに接戦の多い白熱した内容となりました。
型の昇級審査は全帯「順番間違いは許されない」という厳しい採点制として行われました。
いつもながら「ミスをしないように…」と緊張した面持ちで審査開始の直前まで型の確認稽古を行う色帯道場生の姿が会場の至る所で見られました。
『昇段審査受審資格査定テスト』は昨年同様、昇段審査と合同に行われました。
『今現在』昇段審査に挑戦している者と、『何時(いつ)か』私も黒帯に挑戦したいと未来を見据えている者との対比がどことなく表れたものとなり興味深いものとなりました。
特に『昇段審査受審資格査定テスト』として参加していた1級の道場生の数名は早くも来年の昇段受審を先生から告げられており、「来年はボクが(私が)この場で挑戦するんだ!」と明確に意識しているのが表れた『水準の高い』ものとなりました。
(その数名は審査員の先生方の評価も高かったです。)
彼らの視界には最前列で昇段審査に必死に挑戦している大平1級がどのように映ったことか?
気になるところです。
今回も昨年同様、『昇級審査会』『昇段審査受審資格査定テスト』『第4回昇段審査会』と長時間に亘って行われた『冬季昇級審査会』。
その模様を勇敢に挑戦した道場生の皆さんに敬意を込めて、『熱く燃えた長い一日』を極力お伝え出来る様、数多くの写真を使ってレポートします。
果して今年度、黒帯は誕生するのか?
当日の道場生の奮闘ぶりをご覧下さい。
![]() 開会前のミーティング。自分の係を確認。 | ![]() 受付は高学年の先輩が頑張ってくれました! |
![]() 黒帯は記録用紙に採点も行います。 | ![]() 昇段審査『指導力審査』。 思いやって丁寧に教えます。 |
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それぞれの帯の道場生の奮闘ぶりをご覧ください
















![]() 初対面同士での約束組手。 うまく出来たかな? | ![]() 高学年の白帯受審者は 茶帯先輩が相手をします。 |

昨年同様昇段審査と査定テスト合同で。最前列固定で昇段審査挑戦者が並ぶ。
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『黒帯への道』の先の世界。 志は高く『誠の道』を目指して―

![]() 型 『撃塞小』 | ![]() 型 『撃塞大』 |

Aグループ




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![]() 昇段者挨拶。凛々しくしっかりと感謝の気持ちを伝えました。 | ![]() 来年度の候補者と推薦者。もう未来へ目線は向かっております。 |



夏季昇級審査会 | 第20回昇級審査会 7月21日 |

今年も熱中症対策としまして受審者を厳選した上で『同時開催の2部制』により進行しました。
昇級審査の型審査の方は「順番間違いは許されない」という厳しい採点制として行われました。
(全体的に残念ながら今回は数名の保留者が出てしまいました。保留となってしまった道場生には奮起を促したいところです。)
『昇段審査受審資格査定テスト』は今回、今年の昇段審査受審者の最終選考を兼ねて行われました。
今年の昇段審査に挑戦する『最後のチャンス』を掴むためにと、いつも以上に1級道場生たちの意気込みが感じられました。
また今回から新たに、黒帯道場生を対象とした『有段者実力査定テスト』が行われることとなりました。
これは彼らの今後の昇段において、定期的に厳しく(基本・型・組手の)技術確認を行うことによって着実にそれらの技量を向上させていき、昇段するのに相応の経験(キャリア)を積み重ねていくことを目的とするものです。
多くの道場生が周囲を囲んだ『緊張感が漂う空気』の中、見事に演武を成功させました。
終始落ち着いた佇まいで、勇敢に演武を行った両初段。
その『模範となる姿勢』に道場生や観客席の方々から多くの拍手を受けておりました。
組手審査は『連続組手』方式(最後までやり遂げることが合格条件)と勝敗を競い合う『組手試合』方式に分けての審査となりました。
蒸し返すような暑さの中、体力的には大変厳しかったと思いますが、接戦が多く白熱した戦いが繰り広げられました。
2014年度の昇段審査受審候補者の最終選考を行う今回の『夏季昇級審査会』。
今年度の昇段審査会に挑戦するのは誰でしょうか? ご覧ください。
開会前
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![]() 苦手な子が多い柔軟性の審査。 | ![]() 「ヨイショッ!」残念ながら床には届かず… |
先に初級者の型審査が行われました。それぞれの帯の奮闘ぶりをご覧ください。
青帯型審査 『平安Ⅰ』『太極Ⅲ』

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高学年の白帯受審者は色帯先輩が相手をします。ガンバレ!

最後に基礎体力の審査。先輩もかつて通った『道』。厳しくも温かく見守ります。
Aグループ

Bグループ




青・オレンジ・白帯審査会閉会式

夏季審査会につき先に初級者の閉会式を行います。先生の総評を真剣に聞きます。
●T・K初段 (渋谷笹塚道場所属)

一年ぶりの演武は黒帯二人のダブル演武で!『両者の静かな戦い』に場内も緊張感が漂う。
型演武
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T・K初段は鍛えられた技でバットを真っ二つ!

最後は二人同時に瓦割り!

張りつめた空気の中、粛々と進行された演武も最後は場内が大きな拍手に包まれました!











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型 『臥竜』

型 『十八』

![]() 基礎体力テストも上級者並のハードさ。 | ![]() 先生方のアドバイスを真剣に聞く。 |

見守る仲間の熱い視線と先生方の厳しい視線を受けて、型『撃塞小』。
![]() いよいよ組手審査に。緊張した表情です。 | ![]() 組手前でも渋谷道場軍団はリラックス?! |

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![]() 激しい打ち合いの中、必死にガード! | ![]() 上段回し蹴りが鋭くヒット! |

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![]() 上級者の固いガード! | ![]() 上段回し蹴り! |




春季昇級審査会 | 第19回昇級審査会 3月21日 |

2014年、最初の審査会である『春季昇級審査会』が卒業・終了式を終えて間もない3月21日に行われました。
過去最多となる5人の黒帯が誕生した4か月前の『冬季昇級審査会』-
「次はボクが黒帯を…」とばかりに『春季昇級審査会』・『昇段審査受審資格査定テスト』ともに新たなるスタートを感じさせる内容となりました。
型の昇級審査は全ての帯が厳しい採点制で行われました。
今回は型審査においては、若干稽古不足であったように感じられました。
年末年始の休み、大雪の影響による稽古中止・風邪・インフルエンザ(学級閉鎖も含む)による欠席などの影響と思われます。
結果、残念ながら多くの保留者が出てしまいました。
道場としましても審査会前に稽古に参加したくても出来なかった道場生が多かったのではないかと考慮した上で、今回に限り再審査を1ヶ月後に行うことを決定しました。
もう一度じっくり学び直して技量を磨き高めた上で、再審査に臨んで頂ければと思います。
『昇段審査受審資格査定テスト』はここ3~4年に空手修行を始めた新しい世代の1級が目覚ましい勢いで台頭してきたことを印象付けられました。
それは6~7年間稽古している中学・高校生が多いこのグループの中で、最後まで残ったのはなんと全員小学5年生の4名という予想外の結果となったからです。
(またそのうち3名が渋谷道場生であったというのも現在の渋谷道場の勢いを強く感じました。)
この4名は組手・型ともに審査員の先生方の評価も高く、そのうち彼らが中心となっていくのではないかという青武学舎の『未来図』を感じさせる活躍を見せてくれました。
またその反面、『地力のある』中学・高校生1級道場生は「まだまだ!こんなものではない!」。
この悔しさをバネに大いなる奮起を期待したいところです。
『2014年最初の戦い』 黒帯に向けて輝き出すのは誰か?
この『黒帯への道』のコーナーを通じて今年も見守って頂ければと思います。
開会前
![]() ズラリと揃った黒帯道場生。キマってます! | ![]() 先生と長く稽古しているので説明の理解も早いです! |
![]() 受付もスタッフの方々のおかげで早く終わりました (有難うございます!)。 | ![]() 筆記テストの用紙を先輩から『両手』で頂きます。 |
![]() 筆記テスト。これも真剣勝負です!「ん~・・・?」 | ![]() 終わったら各自黙想して心を落ち着かせます。 |
基本技審査
まずは元気良く掛け声をあげて、基本技の審査から。受審者の気合いの入った表情をご覧ください!
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基礎体力審査
青武学舎の基礎体力審査は厳しい?毎日コツコツ自分から努力することを伝えるための審査です。
![]() 初心者と上級者では『回数』が違います。 | ![]() 延々と続くけど逞しく乗り切る上級者! 強くなったね・・・ |
![]() 柔軟性の審査。これは上級者も苦手? | ![]() 「ボク、できます!」オレンジ帯クン! |
型審査




少し緊張気味の挑戦者!目標の1級まであと少し・・・ファイト!
採点方式により、全帯の審査が『厳しく』」行われました。

緑帯『平安Ⅲ』

黄帯『平安Ⅱ』


オレンジ帯『太極Ⅰ・Ⅱ』

誰が一番かな?!それぞれの帯の受審者の奮闘ぶりをご覧ください。






白帯審査
『約束組手』

![]() 初めて会う人と対戦するので緊張気味? | ![]() 横の仲間が気になる? |
基礎体力審査
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今回は予想外の結果に?最後まで残るのは誰か?上級者の『真剣勝負』をご覧下さい。
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先輩たちが次々と退場していく中、最後まで残ったのは新世代?のこの4人。驚かせられました!





Aグループ




Bグループ




Cグループ




Dグループ




Eグループ




組手試合
年に3回の各道場代表者対抗戦!後輩たちの応援を背に・・・いざ勝負!

![]() 上段蹴りが炸裂! | ![]() これは『技有り』?見事な踵落し! |
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『真剣な場』でこそ瞬間的にこぼれ出でる 『胸一杯の表情』
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『勝敗』から学ぶもの。 自己の心との戦いの中で―


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『己に克ちて礼に復る』

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