2012年
 
冬季昇級審査会第15回昇級・第2回昇段審査会 11月23日

 

 

 

 昨年、青武学舎初の昇段審査会を行った第12回審査会から約1年―

日々寒さが厳しくなる最中、『冬季昇級審査会』が11月23日に開催されました。

 

今回も昨年に引き続き『第2回昇段審査会』を開催することとなり、『昇段審査受審資格査定テスト』と共に3部門同時開催のボリュームのあるイベントとなりました。

 

昇段審査は今年度、4名が受審することとなりました。

 

昇段審査会に関しては青武学舎において毎年必ず『冬季昇級審査会』で開催する恒例行事ではなく、『該当者なしの場合は行わない』というスタンスを取っております。

 

年3回の茶帯1級対象の『昇段審査受審資格査定テスト』に積極的に参加し、その成績が基準を満たした上で、日常の稽古における姿勢と空手歴を考慮し、そして何よりも『空手道有段者として適格と思われる人格を有する』と判断された道場生のみが初めて受審資格を得ることが出来ます。

 

多忙な学校生活・行事と両立させながらも言わば『狭き門』をくぐり抜けてきて今回昇段審査を受審することとなった4名の受審者たち―

 

「ここまでたどり着いたからには是が非でも合格したい」という彼らの意気込みが周囲にも良い影響を与え、この日を迎えるまでの間、青武学舎各道場の稽古は(日々厳しくなる寒さとは逆に)熱く燃える様なものとなりました。

 

そして迎えたこの日、昇級型審査は全ての帯が『ミスは許されない』というジャッジによる採点制が採られて行われ、1級査定テストの実技は型中心のものではなく、基本・移動技を細部に亘って試されるという『通常とは違ったもの』となり、今まで以上に緊迫した空気に包まれたものとなりました。

 

昇級の組手審査は全て連続組手となり、技術面だけではなく肉体・精神両面において耐久力を問われる厳しいものとなりました。

 

各道場代表による組手試合は接戦が多く続き、大変白熱したものとなりました。

 

そしてこの日の参加者の全員が注目する中、厳しい内容ながらも(会の最初に行った,『指導力テスト』全帯合同で行った『基本技審査』の他に『移動稽古審査』『型審査』『基礎体力審査』『自由組手審査』など)、粛々と進行していった青武学舎第2回昇段審査会―

 

青武学舎審査会史上、最長時間にまで及んだボリュームの『冬季昇級審査会』の模様を極力お伝え出来る様、数多くの写真を使ってレポートします。

 

当日の道場生の奮闘ぶりをご覧下さい。

 

『本日の主役』昇段審査受審者の開会前の様子。
今回は3部構成の進行のため、ミーティングは入念に。

開会直前!まったなし!ズラリと整列した受審者たち。

初対面の子に基本技を指導する、筆記テストと同時に行われた昇段審査受審者の『指導力テスト』。有段者としての指導力を先生方が審査します。

 

開会式

 

先生の開会の言葉を聞く受審者たち。
昇段審査受審者は少し緊張気味の表情。

 

基本技審査

元気良く掛け声を上げながらの基本技審査。昇段審査受審者も合同で行いました。

 

昇段審査受審者は昇級審査受審者よりも多くの基本技をより細かく審査されます。


基礎体力審査

身体の柔軟性のテスト
拳立て伏せのテスト。
茶帯は女子でも回数が多いです。

 

型審査

今回は試合形式ではなく細やかな採点形式で行われました。それぞれの帯の奮闘ぶりをご覧ください。

茶帯(2級)型審査『平安Ⅴ』

 

 

 

 緑帯(3級)型審査『平安Ⅳ』 

         

 

 緑帯(4級)型審査『平安Ⅲ』

  

 

黄帯型審査『平安Ⅱ』

 

青帯型審査 『平安Ⅰ』『太極Ⅲ』

  

 

オレンジ帯型審査『太極Ⅰ・Ⅱ』

 

白帯審査『約束組手』

緊張の連続?初めての昇級審査挑戦!良く頑張りました!

 

白帯基礎体力テスト    

『気合い!!』 誰かに頼ることなく自分の力を信じて!最後まで頑張れ! 

 

昇段審査受審資格査定テスト

未来の黒帯候補者の厳しい競い合い…  最後まで残るのは誰か?

  

 
 
 

型のテストは今回は『十八(セイパイ)』に限定。しかし挑戦者が少なかったので急遽黒帯が登場することに。やはりまだまだ黒帯との差は大きい?

 

第2回昇段審査会

全道場選抜後輩たちに囲まれた中で…覚悟を決めて、いよいよ昇段審査スタートです!

 

移動稽古審査

上級者レベルの複雑な技を延々と審査されます。

 

 

~ここで型審査時の写真を交えて第2回昇段審査会受審者をご紹介します~

  

A・S1級 (下九沢道場所属・空手歴7年5カ月)

 

  K・H1級 (下九沢道場所属・空手歴5年4カ月)

  

  

T・A1級 (下九沢道場所属・空手歴5年4カ月)

 

  

T・K1級 (渋谷道場所属・空手歴年6カ月)

 

型審査

課題の型は全10種類。無号令で行います。

基礎体力テストも黒帯レベルの厳しいものに… 負けるな!

 

昇級連続組手審査

寒い審査会場に汗の湯気が出る程に! 最後まであきらめないで頑張りました!

お互い負けられない!
一生懸命さが伝わる写真です。
 

転んでも先輩たちは「頑張れ!自分の力で立ち上がって!」    

厳しくも温かな気持ちで先輩は見守ります。

 

組手試合

各道場の代表がそれぞれの誇りにかけて戦いました!

中段回し蹴りがヒット!
これは技有り!上段回し蹴り!
 

受け技の基礎がしっかりしている上級者同士の試合は少しの隙が勝敗の明暗を分けます。

中級車は元気に攻めますが合間合間に磨かれた技が出ます。
女子同士の試合も真剣!厳しい戦いの中で凛々しさを学びます。

 

昇段連続組手

最初にK1級(渋谷道場)が登場。鍛えられてますが、中学生を攻め込む彼はなんとまだ小学5年生です!

豪快かつ的確な組手で快調に1本勝ちを積み重ねて行きます。

最後の相手はY初段(当麻道場)。
Y初段も気合いが入ってます!
全力で受け止めてくれた先輩に感謝。
見事に完遂しました!
 
2番目にはS1級(下九沢道場)が登場。 フットワークを使った『打ち合わない組手』で相手をしなやかに圧倒していく!
 
女子でも凛々しく立ち向かい苦しい組手を頑張ります。
昨年昇段した姉のS・S初段に続け!諦めるな!
       
 
最後は同じ道場の仲間のH1級が受け止めます。
見事に完遂!真っ先に先生方に挨拶に行きます。
最後まで爽やかに頑張りました!
 
3番目はH1級(下九沢道場)。落ち着きながらも豪快な組手で相手を倒して行きます。
 
これはガードされたかな?
連続組手の後半の打ち合いは苦しい?頑張れ!
 

最後は同じ道場のA1級!普段は弟の様に仲の良い仲間です。しかし組手が始まったら手加減なし!思いをぶつけ合います!

A1級も引きません!
突きに対して下段回し蹴りで攻め立てます。
苦しかった?頑張って完遂しました!
ホッとした表情です。
 
最後はA1級の連続組手。
見事な回転回し蹴りで追い詰めていく。
器用な組手をするA1級。Y初段を捌いて攻める。
 
最後は同期の仲間のK1級!あと少しだ、頑張れ!
仲良しだけに男らしく、手を抜かずに本気で戦います。
      
最後まて動きも良く見事に完遂!
先生方から言葉を頂く。
長時間に亘って熱闘が続いた今回の審査会。
先生の総評に真剣に耳を傾ける。

 

昇段審査合格発表

今回も迅速に集計を行い即日合格発表となりました。黒帯が誕生する瞬間です。


四名とも無事に先生方に昇段を許され見事に合格となりました!一人一人に仮帯が先生より授与されます。

 

  

長時間に亘って昇段審査を見届けてもらった仲間たちに感謝の言葉を贈る昇段者たち。緊張したり、思わず微笑んだり・・・戦いの後の表情は様々です。

 

頑張れ!多人数の前できちんと挨拶することは
良い経験にもなります。
初めての黒帯姿を披露。おめでとう!
仲間たちは心を込めて拍手を贈ります!

 

白帯も色帯も黒帯も!長時間頑張りました!最後にきちんとした姿勢で記念撮影!

 

 

おまけです   最後に審査会後の様子を☆ 青武学舎らしい…?


 誠の道を志す空手道場から昨年に続き黒帯が誕生しました!この日出席の黒帯で1枚!普段は『鬼』の先生も最後はニッコリでしたが・・・

先生が立ち去るとY1級とK1級がお菓子を手に『おめでとう乱入』!おめでたい事に道場の壁は無いですね!


そして新黒帯から見事に?!『主役を強奪』した人気者のY1級!勝利の1枚?(来年は期待してるよ!)

 

夏季昇級審査会第14回昇級審査会  8月26日
   

夏休み最後の日曜日となるこの日、連日猛暑日が続き今回の夏季昇級審査会も過酷な状況下での開催が予想されました。

そのような事情から熱中症対策として、まだ幼く体が余り丈夫ではないと思われる幼年・初級者(白・オレンジ・青帯)の部は会の前半に先に審査を終了し、一度その部のみの閉会式を行った後に中・上級者の部の審査・組手試合を進行するという『同時開催の2部制』で今回は進行されました。

また道場としましては過去の経験を踏まえて夏季昇級審査会は参加人数を抑えた方が良いと判断をし、今回は各道場の受審者を通常よりも厳しく選抜し参加者の人数を絞ることとなりました。

それでも最終的には100名程となった為、多くのスタッフの方々の協力を得て、事前に対策を施しながらも(多々アクシデントはありましたが…)最後まで開催することが出来ました。

初級・中級者クラスは今回受審者を厳選した為、組手・型ともに技術レベルが上がり内容も白熱したものとなりました。

特に緑帯の組手試合において接戦が多く仲間の道場生の応援合戦もおおいに盛り上がっておりました。

また昨年の夏季昇級審査会以来1年ぶり(通算で3回目)となる『昇段審査受審資格査定演武』をプログラムに組み入れ、渋谷道場のT・K1級が試割り(バット折り)に挑戦しました。

初めて間近でバット折り演武を見る道場生も多く、それぞれの今後の空手修行における良い刺激となったことと思われます。

『昇段審査受審資格査定テスト』は4月に行われた春季昇級審査会で1級に昇級し、今回初めて参加するという道場生が多く見受けられました。

しかしながら、今回初参加の1級道場生と過去に何回か査定テストを受けている1級道場生との実力の差が顕著に表れたものとなり、前者にとっては厳しい結果となりました。

新しくこの『昇段審査受審資格査定テスト』のグループの仲間入りを果たした1級道場生はいかに早く技量をこの水準に近づけるかが課題であり、何回か参加している言わば『ベテラン』の1級道場生はこのレベルにおいて安定した技量を維持しながら、さらに(他の道場生に負けない)『実力的に突出した何か』を身に付けることが課題と言え、その事が次の段階に駆け上がるきっかけとなることでしょう。

それぞれの課題は異なりますがこのグループのさらなる奮起が期待されるところです。

また今回の『昇段審査受審資格査定テスト』の内容を考慮し審議した結果、次回冬季昇級審査会とともに開催される予定の『第2回昇段審査会』受審者の最終的な選考が行われ、最終的にA・S(下九沢道場),K・H(下九沢道場),T・A(下九沢道場),T・K(渋谷道場)1級の4名が昇段審査を受審することが決定しました。

この中から昨年に引き続き、『誠の道を志す空手道場』から黒帯を輩出することが出来るのか?  彼らの健闘を見守って頂ければと思います。

道場行事では先輩が率先して作業を行います(立派!)
まずは1級の受付。今回から1級がグッと増えました。
 
まずは1級スタッフミーティング。今回初めてという人が多いです。
それぞれの担当者が役割を真剣に聞く。リーダの顔つきになってます。
 
いよいよ色帯が受付開始。
「みんな言う事聞いてくれるかなあ~」
S初段は優しく白帯君を助けております。
 
開会式前に先生の説明&激励!気合いが入る!
白帯の子は初めてなので少し緊張気味?
 
まずは筆記テスト。終了後は各自黙想し「精神集中」
「・・・・・・・やるぞ!」

 

基本技審査

この日一番気温の高い時間で大変だったと思います… まさに『気合い』で乗り切りました。

基本稽古の進行役はH1級(下九沢道場)!
落ち着いて立派に進行しました。
正確に。基本を忘れず丁寧に・・・
 
そして気持ちを込めて「気合い入れてぇ!」「セイッ!」
蹴り技はやはり上級者の方がきれいにキマッてます。

 

非常に熱い中、掛け声をあげて一生懸命頑張っておりました。

基礎体力審査

 

まずは拳立て伏せ。普段の稽古量が表れます。
「しっかり落として」 
審査員の先生から注意を受けておりました。
 
拳立ては女子が苦手で柔軟テストは男子が苦手。
1級先輩が厳しくチェック。
もう少しでお腹まで付くかな?ガンバレ!

 

型審査

 

オレンジ帯型審査『太極Ⅰ・Ⅱ』
青帯型審査 『平安Ⅰ』
 
黄帯型審査『平安Ⅱ』
緑帯(4級)型審査『平安Ⅲ』
 
緑帯(3級)型審査『平安Ⅳ』
茶帯(2級)型審査『平安Ⅴ』

 

「ボクが!(わたしが…)一番だ!」各帯の型審査での真剣な表情をご覧下さい。

  

 

  

  

 

白帯審査

約束組手

多くの人に囲まれた中で勇気を出して「セイッ!」
間違いはない? 落ち着いて丁寧に。
「うん、だいじょうぶ…」

 

白帯基礎体力テスト

熱い中大変厳しい体力テストとなりました。
ガンバレ!負けるな!
「ぜったいに、あきらめない!!!」
 
「さいごまでにげないぞ!!!」
かつては自分も苦しんだ道…先輩も心配そうに
見守りますが助けることはできません。

     

全てを終えて・・・白帯の基礎体力テストは毎回見守る人に感動を与えてくれます。熱い中本当に頑張りました。

 

オレンジ青帯連続組手

 

これは見事な上段回し蹴り!
『自分の身は自分で守る』 ガードをしっかりと。
 
回し蹴りの衝撃に思わず弾け飛ぶ?
良い角度での上段回し蹴りですが
しっかりガードが上がってます。(感心!)

 

青・オレンジ・白帯の閉会式。最も気温が高かった時間帯での厳しい審査でしたが立派に乗り越えました!

 

昇段審査受審資格査定演武

通算三回目となる今回の演武はK1級(渋谷道場)が型『十八』から『バット折り』演武に挑戦。多くの人々に囲まれた緊張感がその場に漂う。


当初は二名でペアを組んでの演武の予定でしたが欠場により急遽単独の演武に。プレッシャーに負けないで勇敢に頑張りました!

  

昇段審査受審資格査定テスト

2012年度の挑戦者の最終選考となる今回のテスト。この中で昇段審査会に挑戦するのは誰か?

       

型の種類は全部で10種類。最後まで残ったのはこのメンバー。出来ない型は潔く自ら退場していいきます。

 

組手審査

~闘いの前、自分との闘い…様々な表情~

 

黙想をして勝負のその時を待つ…
こちらはリラックスモード?
 
「いや~、ドキドキするねぇ~」
「わたしも!」「ぼくも!」
赤紐を付けるお手伝い。
試合は周囲の協力があってこそ出来るのです。

 

黄帯・中級者連続組手

中級者レベルはとにかく元気な組手を行います。
技より気持ちで闘います。
しかし『受けと捌き』はしっかりと・・・

 

茶帯(線なし)連続組手


1級(茶線帯)合格を目指して、気力を振り絞って見事に全員完遂しました

 

相手の蹴りを寸前でかわす。
さすがにこのレベルになると受け技も上手です。

 

昇段審査受審資格査定連続組手


先生方の厳しい目が光る中での上級者連続組手。Y初段(当麻道場)も加わり後輩の挑戦を受ける。
 
上級者の組手は落ち着いていて丁寧。
相手の攻撃をキチンと捌く。
下段回し蹴りを的確に脛で受ける。

 

~苦しくても、自分を崩さずに…『礼』を忘れずに…~

 

連続組手時の『不動立ち』。上級者も黄帯も息が上がって苦しくても真剣に先生方のアドバイスを聞く(立派!)。

 

組手試合

それぞれの道場の誇りに懸けて… 各道場の代表が火花を散らす熱い戦いを行いました

ジャンピング・キック!
しなやかな上段回し蹴り!
 
危ない? 踵落としを寸前でガード。
突き技対蹴り技の激しい攻防。ファイト!
 
体重を乗せて… 下段回し蹴り!
中段回し蹴りが炸裂! 負けるな!

 

『切磋琢磨』 自分を磨き高める為に、勇気を出して… 気持ちと気持ち、技と技が交差する

 

壮絶な相打ち―
「ガンバレ、どちらも負けるな!」 
仲間たちは見守ります。

 

~「ありがとう…」相手がいたからこそ少し成長できた。だから心を込めて~

くやしくても苦しくても『両手』で握手をして『礼』 苦しい試合を乗り越えた『同志』だから、素直に思いを伝えたい…「ありがとうございました」。

 

~そして組手試合は後半戦へと進んで行きます~

 

中段回し蹴りを必死にブロック!
『飛び二段蹴り』で相手を追い込む。
 

スピードの乗った上段回し蹴りをギリギリで受けるスリリングな攻防。

この上段回し蹴りは見事にヒットしたかな?

   

最終試合

最後は黒帯が登場。しっかりと『不動立ち』

 

躍動感あふれる上段前蹴り。
捌いて確実に相手を崩して行く。

試合後も自分を崩さずにきちんと挨拶を行ってから退場するY初段。その姿を見て拍手する道場生たち。青武学舎という道場の在り方が表れた1枚です。

 

閉会式前の休憩時間

~闘いを終えて…緊張感から解放されて表れる『素直な表情』をご覧下さい~

 

 
 
 

そして気持ちは落ち着き出すと、自然にすこしづつ列を形成して行き、閉会式を待ちます。

完全燃焼かな?
最後に黒帯先輩からお菓子のプレゼント!

非常に暑い中良く頑張りました!次回はいよいよ昇段審査会。最後まで残った上級者で気合い!「やるぞー!」

 

春季昇級審査会  第13回昇級審査会  4月30日

 

 

 青武学舎初の黒帯を輩出することが出来た前回の昇級審査会から約5カ月、今回の『春季昇級審査会』は青武学舎の『新たなるスタート』を感じさせるものとなりました。

前回の『冬季昇級審査会』で参加者の目前で黒帯が誕生したことにより、道場生のモチベーションが上がった模様で、「次は私が…」「いつかは僕も…」と今回の『春季昇級審査会』への出場権を得る為に以前にも増して熱心に稽古をする姿が各道場ともに見られました。

 

よって今回の青武学舎5周年にもあたる『春季昇級審査会』は過去最大人数での開催となり、大盛況となりました。

 

型の審査はオレンジ・青・黄帯は「順番間違いは許されない」という厳しい採点制として行われ、緑・緑線・茶帯の上級者は勝敗を決する型試合として行われました。

 

今回は青・黄帯の道場生のミスが多く(それが原因で)保留者が数名出てしまいました。

  

上級者の型試合は茶帯の道場生が多く『念願の1級(茶線帯)』挑戦ということもあり難易度の高い型(平安Ⅴ)ではありますが白熱した試合が多く見られました。

 

組手の審査は青・黄帯の中級者が組手試合として行われました。

 

通常では上級者が中心に行われる組手試合。初めての試合という道場生も多く事前に発表された対戦表を見て緊張した様子や興奮した様子など様々な表情を見せておりました。

  

日常には余りない『闘いによって勝敗を決する』という厳しい状況下に置かれた彼らは緊張しながらも勇敢に立ち向い、また自分の試合の前後でありながらも同じ道場の仲間を励まし応援する姿なども見られ、『心の育成』の意味においても良い経験になったのではないかと思います。

 

また1級に挑戦の茶帯の連続組手はかなりハードなものとなりましたが、巧みに受け技を駆使しながら目立った怪我もなく見事に全員完遂しました。

 

『昇段審査受審資格査定テスト』は『1級全体の実力の向上』が表れたものとなりました。

  

前回の審査会で青武学舎初の黒帯合格者が出た影響を最も強く受けたのが彼らであり、数多い規定型(覚えるだけでも大変だと思われます)を最後までこなす者が前回に比べて多く、意気込みのほどがうかがえました。 

 

組手試合も以前と比較して防御面での技術の向上が目覚ましく、努力の跡を感じさせる試合が多く見られました。

 

この『1級全体の実力の向上』は彼らが黒帯を締める為に自発的に行動に移して稽古している結果とも言えることでしょう。

 

今年度の昇段審査は冬季昇級審査会の日に行われる予定で、受審者は次回の夏季昇級審査会での『昇段審査受審資格査定テスト』の結果を考慮した上で選考されます。

  

多人数となってきたこの1級・査定テストのグループで誰が『卒業』し昇段審査に挑戦出来るのか?この『黒帯への道』のコーナーを通じて見守って頂ければ、と思います。

 

今回の1級の参加者。各道場の『実力者』たちです。
過去最大人数の審査会なので会場前に入念にミーティングを行う。

 

まずは筆記テストから。青武学舎の筆記テストは難しい?
『礼儀』 先輩にテストを提出する際はきちんと両手で渡します。

 

基本技審査

広い審査会場が狭く感じる程の多人数での気合い。その大音量の迫力が緊張感を煽ります。ガンバレ!


大きい子に負けずに幼年の子も気合いの入った上段回し蹴りを行う。

 

基礎体力のテスト。日頃の鍛錬の度合いが表れます。
柔軟のテスト。「胸まで全部床に付いた人は?」  「ハイ!」

 

型審査

黄帯型審査『平安Ⅱ』 
緑帯(4級)型審査『平安Ⅲ』
 
緑帯(3級)型審査『平安Ⅳ』
茶帯(2級)型審査『平安Ⅴ』
 
オレンジ帯型審査『太極Ⅰ・Ⅱ』
青帯型審査 『平安Ⅰ』

 

「ボクが!(わたしが…)一番だ!」各帯の型審査での真剣な表情をご覧下さい。

 

  

  

 

  

 

白帯審査『約束組手』

 

 

白帯基礎体力テスト


大勢の先輩達に見守られて基礎体力テストが延々と続く… 負けるな!

     

昇段審査受審資格査定テスト

  

次はこの中から誰がいち早く『卒業』出来るか… 飛び出せ!出てこい!誠の心を持つ若き屈強な黒帯よ!(熱望)

*1級は今回、本当に良く頑張ったと思います!彼らの勇姿をご覧下さい。

 

  

   

プレッシャーを受け止め、集中力を持続し…  数多い型を大勢の道場生・観客と厳しく見つめる先生方の前で見事にこなしました!

 

組手試合

力いっぱいの中段回し蹴りが炸裂!


初めての組手試合。
今回は初・中級者中心に組手試合が行われました。
 
これは技有り? 上段回し蹴りがヒット! 
 
中段回し蹴りを脛を盾にして『ブロック』!
 
さすが上級者!しなやかな上段回し蹴り。
 
延長戦での必死の攻防。

上段回し蹴りを捌いてチャンスを狙う。

連続組手

今回は女子と茶帯は連続組手を行いました。

 

命中したかな?上段回し蹴り!
対戦相手に熱い視線を送る…
 

茶帯の連続組手。かなりきつかったと思いますが…全員完遂し、よく頑張りました。

昇段審査受審資格査定組手

今回はK1級(下九沢道場)とK1級(渋谷道場)の組手技量が連続組手によって査定されました。
巧みに相手の攻撃を受けて反撃するK1級。
 
K1級の最後の相手はなんとS初段。 
黒帯の風格に思わず後ずさり?
 
 
 
 

全ての闘いが終わって…  『黙想!』

長時間、皆よく頑張りました!結果を出せた人も出せなかった人も… 明日からまた出発ダ―!