現・在籍学級委員長、生徒会・児童会役員127名 
強くなり『道徳心』と『勉学』に目覚め
「学校でも積極的に頑張っちゃおう!」
という気風が特徴の道場です♪
 
青武学舎の教育方針
 
道場発~学校社会での輝きへ― 明るい未来に青少年を乗せ力強く真っ直ぐに導く
●正道のレール
              
 
 
 道場社会で学び得た『自信』と『高い精神性』が
 
   学校社会で活動していく上での『自信』と『信頼』に、
 
      そして来たるべき将来の実社会における志(こころざし)へ―
 
 
 
 
 
痛みを伴う厳しい直接打撃制(フル・コンタクト)のスタイルを採りながらも、『文武両道』を提唱し人間形成を行う『現代の寺子屋』としての道場を貫き活動してきた空手道青少年育成武道教育学舎。

この道場で共に汗を流すことによって何を学び、時には苦しみながらも何処に向かい・辿り着くことが出来るのか。

 
 この道場で学ぶもの…それは現在学校社会において最も学ぶことが難しいと思われ、幼少期にこの部分の『気をつけ』の意識が至らなかった余りに(学業・スポーツ・文化・芸術活動などで将来素晴らしい評価を受けながらも)それが最後の最後で“悲しき障害物”となり人生におけるつまずきを引き起こしてしまうもの―

 いわゆる『強さ』と『道徳』です。

  道場社会において少年・少女たちは痛みを伴う厳しい稽古を通じて汗を流し、少しずつ強く鍛えあげられていきます。

入門した当初は誰もが余り深くは考えずに、目の前の昇級審査を乗り越えて、まずは分かりやすく帯の色を変えていきます。

しかしながらその分かりやすい色の変化は自身の道場における立場を明確に表し、その帯色の責任を背負いながらも少しずつ高いものとなっていることを自負し、『自信』を身につけて行きます。

 また痛みを伴い『納得した上で道徳を学ぶ』ことによって得る『気をつけ』の意識が自らの方向性を真っ直ぐなものに正し、さらには(帯の色が高いレベルのものに進んで行くとともに)小論文などの課題を通じて、自らの生き方に対して深く考えることとなります。

そして軽い考えの生き方ではなく、『武士道精神』を学ぶ誠の道を歩む空手家の一人であるという自負心が少しずつ芽生えて行きます。
 
 
その自負心を持つことにより、様々な人物による多種多様な価値観が交差する学校社会の中においても染まることなく・ぶれない強さを伴う『高い精神性』を持った若者に少しずつ成長して行きます。

強さを身につけたことによる『自信』は学校社会において委縮することなく伸びやかにその存在を輝かせるものとなって行きます。

もちろん周囲からの印象も変化していき、何かと『直接的』に主張をぶつけ合うことの多い学校社会においても 「あの人は何か強いものを持っている」 と、その強さからなる存在感は言葉や行動など無くとも、雰囲気から滲み出ていき大きなものとなっていきます。

 

その存在感の大きさは心にゆとりを持たせ、些細な争いを遠ざけ、自己の存在を護ります。

また、より良好な人間関係を築くことを助けるものとなることでしょう。

さらには(心身を使い学んできた『道徳』からなる)『高い精神性』を持った態度・姿勢は『生き方に美意識』を感じさせ、周囲に学業・スポーツ・文化・芸術活動などの評価とは違った人としての『信頼』を得るものとなり、(強さを身につけたことからなる『自信』と相まって)学校社会において必要とされる人間となり認められ、『求められる立場(リ-ダ-的立場)』となっていきます。

 『求められる立場(リ-ダ-的立場)』に実際に立ち、そしてその『立場』を背負いながら目前の課題に奮戦奮闘し、『信頼』から与えられた役割を全力で果たす気概を見せる。

 少しでも周囲から得た『信頼』に応えることにより、その『信頼』は厚みを増し、自己に対する個人的な『自信』から(周囲からの評価を背景とする)学校社会に置ける立場に対する『自信』となり、学校生活が充実したものとなりその存在感を大きく輝かせることとなるでしょう。

そして

 「こんな自分でも将来、世の中に対して何か良いことが出来るかもしれない」

と思える様な経験を踏むことが、彼らが学校社会から巣立った後の活動の場となる実社会に向けての『夢』を探し選択することの手がかりとなり、『志(こころざし)』を立てることに繋がることになれば、実社会での生活をも輝かせる可能性があるのではないでしょうか。

また、たとえ人生の荒波に対峙した時に倒されそうな心を支えるものになるのではないかと思います。
 
 
道場社会での在り方と学校社会での在り方を結び付ける
 
生徒会・児童会・学級委員長表彰制度 
 

 黒・茶帯といった道場社会における上級者同士ともなれば、少なからずとも(お互い何年も道場に通い、切磋琢磨して培われた)共感性からなる『同門意識(ライバル関係も含む)』があると思われます。

その『同門意識』は表彰制度などによって仲間・ライバルの学校社会における立場が道場において表彰されることにより、道場社会と学校社会が連鎖したものとなり、良い意味での刺激を受け競争心を持たせ(空手道場の仲間・ライバルが、学校社会においても輝いて活躍する様子を感じると)自分自身の現状を内省し、発奮させるものとなることでしょう。
 
 この(学校社会の自己の在り方ともに連鎖した)『同門意識』を共有することによって各々の存在を積極的に『学校社会に有益な人物』となり得ようと奮起する方向へと導き促す環境、すなわち『文武両道の環境』が少しずつではありますが、ようやく空手道青少年育成武道教育学舎全道場に浸透し形を帯びてきた様に思われます。 

  

『強さ』と『道徳』を学ぶ者たち(道場生)が環境を作り、

その『文武両道』の環境がさらに社会に有益な人材(道場生)を育成する
 
さらにその先、 『志』に向かって真っ直ぐに進む『正道のレール』を引く―
 
  
 
               

空手道青少年育成武道教育学舎の理念が9年の歳月を経てようやく『路線のレール』のように少しずつ、はっきりと明確になってきました。

その行先・方向性は、『厳しい当てる空手』によって叩き上げられながら『道徳』を学んできた若者が、まず人として前向きに強く生きて自らの人生を幸せなものとする。

そのように生きながらも『道(徳)』を見据えて仲間を大切にし、仲間・社会から 『信』を得る。

そして人々が幸せに生きたいという願いを担い背負うことをいとわない、

『胆(はら)の据わった骨太のリーダー』 となり、志を持った上でそれぞれを正しき道に導き、社会に奉仕する人物となる―
 
 

この『正道のレール』が未来に向けて明るい方向に力強く真っ直ぐに延び続けて、今後も多くの青少年を乗せてその方向に導くものになることを心より期待し願っております。

  

 2015年12月 第24回審査会 『冬季昇級審査会』を終えて
 
空手道青少年育成武道教育学舎    代表 岡本 衛